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ことこと@チェンマイ! タイ移住ドキュメント&北タイ通信♪

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2015年08月19日
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カテゴリ:よもやま
「戦後70年」にあたって、さきの戦争を「冷静に」「客観的に」「感情論抜きで」振り返ってみようと思い立ち、前回記事で提起してみました。

手元にある書籍・資料は思ったほどないことがわかりましたが・・・

重要なこととはいえ、こんなワタシでも時間に制約があるんで、まずは手軽に見れる「DVD」からいってみましょう。

映画「東京裁判」(1983年/小林正樹監督)
tokyosaiban


これは1983年に公開された劇場映画ですが、4時間半超という長尺の作品。公開時には映画館で見ましたが、途中で「休憩時間」が入りました。

米国国防総省の記録フィルムを中心に、個々の争点となる出来事についてはニュース映画などの映像を交えて進行しますので、東京裁判の実態を見るとともに日中戦争から戦後に至る歴史を断片的ではありますが通観することができます。

記録映像に基づく淡々とした進行で、「ニュートラル」な映画という印象ですが、さすがに「1983年」の作品、今からみると「ツッコミどころ」は多々あります。
まだ「靖国神社参拝問題」は存在すらしなかった時代、「侵略」とか「残虐行為」という今だったら議論の的になりそうなコトバも普通に使われていますが、昨今の「自虐史観」あるいは「政治的意図」は背景にないと考えられ、そこは冷静に見たほうがよさそうです。

着目ポイントは、東京裁判は法に則った正当な裁判でなく「政治ショー」「茶番」的な性質のものといえますが、映画からもムリヤリな裁判の進行を見て取ることができます。

驚くべきは、序盤で東京裁判の正当性を審議する場面で、ほかならぬ「アメリカ人弁護人」が、広島・長崎の原爆投下に言及し、裁判の異常性を訴える場面です。アメリカ人弁護人なんてアメリカのアリバイ作りの「仕込み」だろうと思っていたら、正に核心をつくような質問。裁判長はそれに何ら答えることなく「却下」し、閉廷してしまいます。日本側の速記録からも当該箇所は削除されたようですが、こうして映像フィルムとして証拠が残っているのは非常に価値ありますね。

あと、「文官」東郷と「海軍」嶋田の喧嘩に等しい「内輪揉め」には驚きです。厳しい戦局の中でさえ、日本の首脳の間で協調がなく、それぞれの利害で行動してたことの証左ですね。

現代が国民こぞって批難している「A級戦犯」にしたって、直前にソ連の要求で「2人追加」、でも被告席の椅子の数が28席しかなかったので、「椅子が足りなくなった分の2人を除外」なんてやったようです。「A級戦犯」なんてそんな程度のモンなんですよ。
GHQに協力を約束して(つまり祖国を裏切って)A級戦犯を免れた者も多数いますが、日本人的にはそういう連中の方を糾弾すべきじゃないか?

考えさせるのは、冒頭の「罪状認否」のところ。東条など逮捕前に責任を感じて自殺未遂したぐらいなのに、被告はひとり残らず「無罪」を申告するところが違和感アリアリです。
当時の国民もかなり怒りを感じたらしいですが、これは多くの被告は「自分は有罪を主張する」と言い張っていたのを「弁護団」が裁判の進行上「無罪」を述べるよう説得した結果らしい。
ここで被告らが毅然と「有罪!」と申告してたら、のちのA級戦犯に対する評価は随分違っていたでしょう。

4時間半という長尺ですが、個々の論点に着目して見ると「えっ?この件はもうオワリ!?」と拍子抜けします。
「南京事件」などは、アメリカ牧師の怪しい証言(結局虐殺なんて伝聞だけだったって東京裁判でも白状してるのに、その供述は映画ではカット)と、中国のプロパガンダ映画(元ネタは米の対日戦争正当化のためにプロの映画屋が作った捏造フィルム)を垂れ流しただけ。

よく作られた映像作品なんで、これからさきの戦争の勉強をするキッカケとしたり、ざっと復習するのには便利なんですが、あくまで「起点」であって、ここからひとつひとつの事象をしっかり掘り下げる作業は別途やる必要はあると思います。





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最終更新日  2015年08月20日 14時35分31秒
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