カテゴリ:チェンマイ事情アップデート
前国王陛下の崩御から2ケ月が過ぎ、2016年は今日を残すのみとなりました。
少なくともチェンマイでは・・・という前提ですが(しばらく他県に行ってないんで)、今は黒白服にこだわる必要は市井ではほぼありません。一年間は服喪と通達が出ている公的機関は別として、一般には「まだ黒服のひともいるねえ」程度です。ただ、真っ赤とかどピンクなど明らかに派手な服を着てるのは幼児ぐらいなんで、節度ある色調にする意識はしっかり働いているようです。 あと、酒場やレストランにいるビールつぎのおねいさんは、定番のピチピチのセクシー服は自粛しているようです。(または公的機関の指導があるんかね?) 商業施設などのBGMは多くは明るめの曲調に戻ってますが、所によっては追悼色の強い曲を繰り返しかけています。バード・トンチャイのプミポン国王陛下に捧げる歌を耳にしない日はありません。(下の画像をクリックするとOfficial MVが鑑賞できます) 現時点で追悼モードを最も感じるのは本屋かな? 雑誌コーナーでは故・プミポン国王陛下の肖像がズラリ並んでますが、これら多くは普通のファッションやホビー・実用誌などで、表紙と巻頭で王様の記事が掲載されてますが、以降は通常の内容です。プミポン国王陛下の写真や法要の様子など貴重な記録を収めた写真集も多種出てますので、未入手の方は早めにお求めください。 祝祭色の強い「クリスマス」はどうなるんだろう?と心配しましたが、大型ショッピングモールでは例年通り煌びやかな装飾に彩られています。ハロウィーンのとき既にそうでしたが、パーティーなども普通に行われているようです。 ショッピングモールのエントランスでは、今月に即位された「新・国王陛下」の肖像が掲げられるようになりました。映画館で本編上映の前に国王賛歌が流れますが、そのときの映像も新・国王陛下をフィーチュアしたものに替わっています。 10~11月は全体に活気がなく沈滞したムードに見受けましたが、クリスマスシーズンになって華やいだ雰囲気とともに各所でイベントが開催されることもあり、いいカンジになってきました。 来年は10月まで服喪期間で、葬儀のあとに戴冠式というのが順序ですが、来年は「民政移管」というトピックもあるんで、それを含めてどういう流れになるかは見えないですね。前・国王陛下のときは戴冠式まで数年かかったようですし。 法律の縛りもあってタイ人の間では新・国王陛下のご即位について話題にすることは(少なくともワタシの周囲では)ないですが、ニュースキャスターやコメンテーターの真似事をして時事を語りながら結局は他人事なひとが多い日本人と違い、タイ人は語らずともこうしたことを自分に直結する現実と捉えているひとが意外なほど多いと感じます。 来る2017年は、タイ人にとって新しい時代を受け入れるための大事な時期となるのでしょう。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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