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カテゴリ:日常雑記
通勤に、自転車を使っている。
どういうわけか、急いでいる時に限って信号に片っ端からひっかかってみたり、向かい風だったり・・・そんなことばかり起こる。 通常よりも10分早く出勤するよう指示の出ていた今日も、やはり少し強めの向かい風が吹いていた。田んぼのど真ん中の道を、エンヤラドッコイ、ソレイケヤレイケっ!・・・と重たいペダルを漕いで国道に出たところで、前方に中学生の男の子が見えた。 実にのぉ~んびりと走っているその少年を、遅刻しないために爆走中の私は当然のごとく追い抜いた。しかし彼は、そのすぐ後に控えていた長い上り坂第1弾で私がうんうん言っている隣を、最新式の自転車でもって軽やかに走り抜けて行ったのである。 それは別に、いいのだ。 んが!!! 私の前に出た途端、またもやキーコキーコ・・・と、実にのんびりと自転車を漕ぎだすのである。 決して広いとは言い難い歩道上、これは、はっきり言ってもの凄く邪魔。 おりしも道は下りに変わって、ブレーキなどかけずにがーっと駆け下りるのが好きな私は、ブレーキをかけつつゆるゆると下って行く相手を、再度追い越す形となった。 そのまま勢いを借りて上り坂第2弾に挑んだのだが、同僚に借りた本数冊を積んでいたりしたせいか、どうしても頂上付近でえっちらおっちら状態に。 すると・・・。 またもや私を追い抜いて行く中学生。 そして。 追い越すだけ追い越しておいて、彼は今回もまた、ちんたらちんたら走り出すのである。 お願いだ、少年っ! 追い抜くなら追い抜くで、そのままスピード維持して走っていってくれーーーーっ!! 心の中で、絶叫。 今度も相手は下りでブレーキをかけたので抜き返してやりたかったのだが、生憎向こう側からも自転車が・・・。狭い歩道で自転車三台横並び出来るスペースなど無いので、まずは対向車とすれ違うのを待つしかない。 途中のコンビニの時計は勤務開始十分前を切った時刻を指し示していて、私のイライラは頂点に。 邪魔よ、邪魔邪魔、邪魔なのよーっ!!!! 対向車と擦れ違ってすぐに丁度信号が赤になり、相手も自分も止まることになったので、進行方向の信号が青に変わった瞬間にダッシュで飛び出し、少年の脇をすり抜けた。 そのまま必死に重いペダル漕ぎまくり、次の大きな交差点を、歩行者信号点滅し始めたところを無理矢理に渡って、ようやく相手を引き離すことに成功した。 あー、すっきりした。 実に清々しい気分である。 あちらはあちらで「なんだこのオバハン」等と思っていたかもしれないが、所詮通りすがりの赤の他人、そんなの知ったこっちゃない。 そのまま楽しく自転車をこぎ続け、なんとか始業時間5分前に事務室の入口をくぐることができた。 めでたし、めでたし・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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