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2006年04月05日
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カテゴリ:日常雑記
 昨日は夫に保育園からの迎えを任せて残業・・・と、18時に職場の電話が鳴った。
 次男がまた、高熱を出しているという。
「とても元気にしてはいるのですが・・・」
担任の申し訳なさそうな声を、暗澹たる気分で聞く。
 また、扁桃腺なんだろうか。
 また、何日も寝込まれてしまうのだろうか。
 頭の痛くなる思いで、携帯で夫に連絡。できるだけ急いで迎えに行ってくれるように頼み、今後の打合せ。
 5、6日はどうしても休めない・・・と、夫。
 年度の頭で、私とて快く「いいよ、いいよ」と休める状況ではないのだが、グループで仕事をする夫と違い、私の場合は一人職種とでもいうか、他人に直接迷惑がかかる仕事ではないので、入力の期限とかが迫って居ない限りは私の方が休むことになる。
 今回の入力の期限は金曜日。
 最終日になってからの入力は、嫌いだ。
 日付が変わってから間違いに気が付いても、翌月まで修正も取り消しもできなくなってしまうからだ。よって、通常は早め早めに仕事をして、期限前日には決済を貰うようにしていた。
 今回も三月下旬から下準備はしていたつもりだったが、人事異動に絡む部分でどうしても今月になってからでないと準備が整わないものが多々あり、加えて長男の看病で年度初日ら早退していたし、昨日の時点ではまだ入力までこぎつけては居なかった。昨日少し残業して、今日の午前中もう少し頑張って、午後にはなんとか・・・というペースだったのだ。
 しかし、嫌だ嫌だと言っていても始まらない。
 何時までかかってもいいから、金曜日には午前中から入力ができるよう、全ての準備を済ませよう・・・そう決心して、仕事を進めた。
 七時を過ぎると、他のメンバーは全員帰途についた。
 広い広い建物の中に、一人。正直言って、気味が悪い。
 私は怖い話とかには滅法弱く、お化け屋敷になど絶対に入れない人間なのだ。
 早く帰りたくて仕方がないのだが、仕事は遅々として進まない。
 ちょっとした物音や、有るはずのない人気のようなものを感じたりして、今にも泣き出したいような気分で、とにかく私は手を動かした。
 ここまでやっておけば、どうにかなるだろう・・・そんなところまでこぎ着けたのは、21時を回った頃だった。急いで帰り支度を整える。
 今まで最後になったことなど殆どないから、機械警備のセットや鍵締めがなかなかうまくいかない。そもそも鍵の在処がよくわからなくて、あっちうろうろ、こっちうろうろ。三月末で他所に移動した先輩に電話しようかと思ったところでようやっと発見。急いで鍵をかけて表へ出たが、そのときには21時半を回っていた。
 信号まであと20メートルというところで青に変わり、これを逃すと数分足止めをくらってしまうからと荷物抱えて全力疾走。それなのに、バス停まであと少しというところで、無情にも21時台最後の便は走り去って行った。
 仕方なく、駅まで歩く。
 1.3キロくらいだから、大した距離ではないし、駅前通りで車通り、人通りも多く、他の道よりは危険も少ない。しかし、それでも何やら悪態をつきながら歩いてくるヨッパラーとすれ違ったりするときはどきどきものだ。歩道に乗り上げるように停まっている乗用車がいたりすると、ひったくりや連れ込みを警戒して、可能な限り離れて通り過ぎるようにしたり・・・本当に物騒で嫌な世の中になってきたものだ。
 駅に着くと幸い電車は直ぐに来て、乗り換えも比較的スムーズにいって、地元の駅に降り立った。駅近くの薬局で切れてしまっていたトイレットペーパーとめんつゆを購入してから家に向かう。
 帰宅後時計をみると、23時近かった。ため息をつきつつ上着を脱いで、とにかく食事。食べながら夫から次男の様子を聞くと、寝る直前は37度少しあるかな・・・程度だったという。
 もしかしたら、仕事を休まなくて済むかも知れない・・・そんな淡い期待は、今日の夕食の下準備を始めたところであっけなく消えた。ふんつくふんつく泣き出した次男の額を触ってみれば、軽く38度は越えていそうな感じである。
 苦しむ次男には本当に申し訳ないが、可哀想という気持ちと同等かむしろ勝るくらいに「仕事をどうしよう」という気持ちが沸いてきて気分が落ち着かない。決して私は仕事人間というわけではない。だけど・・・だから、職場を空けて仕事の進度が落ちることに、必要以上に不安を感じてしまうのだ。母としては落ち込むし、職業人としては焦る気持ちを抑えきれなくて苛つくし、感情を待て余してそれだけで精神的に疲れる。
 このところ早く布団に入って、ようやっと寝不足が解消されてきたところだったが、三時くらいまで次男がぐずっていたので、朝起きたらまたくらりんくらりんと脳みそ震度6という感じである。
 やはり熱は下がりきらず、職場に休暇を取る旨連絡。この4月に変わった上司は「昨日随分頑張ったんだってね。なんとかなるから大丈夫」と優しい言葉をかけてくださり、少しホッとする。
 折角休んだのだから部屋の片付けでもすれば良いとは思いつつ、睡眠不足が祟って動作が鈍い。起き出してきた次男はひっつき虫になって離れないし。昼食後に昼寝をさせようと添い寝したら、やはり一緒に爆睡してしまい、結局大して家事がこなせないままに夕方になってしまった。息子達それぞれにある園からの手紙等を放り込んでおいた引き出しの中を、整理できたのがせめてもの救いである。これで、いつ新年度の手紙その他を貰ってきても大丈夫だ。
 さて・・・もう少ししたら次男も昼寝から起きるだろう。そしたら長男を迎えに行って、かかりつけの耳鼻科へGoだ・・・・と、いけない! お米セットしなきゃ。
 
 





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最終更新日  2006年04月05日 15時08分43秒
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