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秋月春風  ブログ版

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2006年04月11日
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 11日は長男の入学式だった。
 朝方は普通に曇という感じの空模様だったので、これは午後の開始時間までぎりぎり天気が保つかと思いきや、家を出る数分前からしっかり雨が降り出した。ぱらぱら程度で土砂降りでなかったのがせめてもの救いか。
 
 学校側から指示されていた持ち物は諸費引き落としのための書類だけであったが、道具箱と防災頭巾・置き傘を持参。非常にかさばる荷物であったし、ママ友の一人には過保護と呆れられたが、実は我が家は学区の境で通学距離が長い。加えて長男は三歳児並みの低身長。ただでさえ重いランドセルを背負った挙げ句に、手に提げた時に引きずるほど大きな道具箱を持たせて四十分歩かせるのは、さすがに可哀想に思えたのだ。その代わり、小さいけれど重さのある道具箱の中身や、引きずる心配のない鍵盤ハーモニカは本人に持参させることにしてある。重くて大変だろうが、日頃外出した際ちょっと物を持ってもらったりすると一分と経たずに「疲れた」連発の彼には、むしろ良い勉強になると思ってのことである。後日是非、頑張って運んで頂きたいと思う。

 さて少々話がずれたが、ママ友ファミリーとタクシーを相乗りして小学校へ。雨は極めて小降りであったので、少しの間傘を手離して貰って立看板の前で記念撮影。
 校門をくぐって受付である校舎昇降口に向かうとクラス発表の掲示が。
 まずは自分の子の名前を探し、次に同じ保育園だった子供の名前を探すと、なんと進学した7名のうち2名除いて全員同じクラス!こんなことも有るのねぇと驚きながらも喜び合う私達保護者。特に私は、仲良くしていたママ友さんと、息子の口から良く名前の出ていた男の子が同じクラスだったことに大変安堵した。
 ひとしきり歓声を上げてはしゃいだところで受け付けを済まそうと、靴箱に貼られた名札から息子の置き場を探せば、こともあろうに最上段! 指先すら届かない。受付の教員に事情を話すと、後ほどHRで担任と相談してくれとの返事。取りあえず私が靴を入れてやって、ぞろぞろと会場である体育館へ向かった。

 長男の進学した小学校は私の母校でもある。体育館への長い通路を歩きながら、校庭の実に半端な位置に立つ一本の松の木をぼんやりと眺めた。私の在校していたころは、その松の木は木造平屋建校舎の植え込みの中の一本として存在していた。たしか、松の根本には大きな飾り岩があった筈だ。昨今の少子化で古い木造校舎は必要なくなり取り壊され、そこは校庭の一部となり、競技トラックのある元からの校庭との境界を表す標識のように、松はぽつねんと立っていた。三十年という時の経過を実感する。
 
 冷凍庫のような冷え切った体育館を想像していたが、入ってみたら思いの外暖かい。見回すと、後方で化け物のようにでかい温風ヒーターがごうごうと唸っていた。このタイプの暖房は、会が始まると消されてしまうものなので、念のため腰のあたりに懐炉を貼り付ける。これは正解だった。後、式が進むに連れてしんしんと冷え込んできたのである。
 座席はクラスごとに、子供と保護者が分かれて座るようになっていた。子供達は式典中の「一同礼」の練習などさせられつつ、刻々迫ると開始時刻・・・と、仕事で出席できないと言っていた夫があちらから歩いて来るではないか!午前中の仕事が終わった時点で休暇を出して帰ってきたという。何にせよ、折角の息子の晴れ姿を見られる事になったのは幸いなことだ。
 やがて式典に先立って二年生から歓迎の出し物が披露された。「くじら雲」という私自身も習った記憶のある物語の、台詞と歌で構成された出し物である。元気に歌う子供達を見て、来年はあちら側に立つんだよな・・・と、子供座席で落ち着き無くくねくねと動き回ったり、おしゃべりしたり、椅子からふざけてずり落ちたりしている新一年生を眺める。ここまでの成長はあり得ないのではと思うほど二年生はしっかりとして大きく見えた。それだけこの時期の子供の成長は著しいということなのだろう。
 
 式が始まり、長男の後頭部を探せば例によって例のごとく、他の子よりも頭ひとつ小さい。「起立」と言われて椅子から降りれば、むしろ頭の位置が下がる始末。式後、写真撮影の為に急遽背の順に並ばねばならなかったときも、担任として発表された先生に迷うことなく先頭に連れて行かれていた。改めて、今年度一年、彼の体力等が他の子に付いて行けるのかしらと、一抹どころでない不安を覚える。私自身が今の長男とほぼ同身長で体力的に劣っており、三年生になる以前は月一で病欠しているような子だったのだ。もしそんなことになれば・・・休暇なんて幾日あっても足りやしない。なんとか頑張ってくれよ~・・・と心の中で叫びつつ、顔はにっこり笑って記念写真撮影。
 ここで子供達は担任と一緒に教室へ。保護者はそのまま居残りで役員決め。最初は立候補者がでてとんとん拍子に話が進んでいたのが、残り一席を埋める者がなかなか現れずに、結局3クラス中最後になってしまった。
 いつかは引き受けなければならないとは思うが、今年はちょっとどころでなくノーサンキュー。
 この三月までに大量に有給休暇を消費されてしまっていて、年末頃の授業参観参加でさえ危ぶまれるというのに、役員など引き受けて、更にその用務で休暇を使うなんて言う余裕は全く無いんである。
 下向いてだんまりを決め込んでいるうちに、何とか引き受けてくださる方が出て、とりあえず解散となった。
 子供達の教室に向かうと、子供達は担任に紙芝居を読んで貰いながら私達を待っていた。
 保護者が教室に入りきったところで担任から挨拶や諸連絡。配布された教科書等の確認を行ったりしながら、合間をみて下足のこと、往路と復路で通学班の地区が変わることを相談。
 担任は年配でいかにもベテランといった感じの女性。取りあえず今日の所は悪い印象は受けなかった。この第一印象のまま、優しく理解ある先生であって欲しいと心の底から祈る。
 このままここで解散になると思っていたら、下校時の通学地域ごとに分かれて、集団下校の練習というか経路の下見というか・・・をすると言うので、慌てて持参した道具箱と座布団にクラスを書きこみ、椅子と後部ロッカーに設置。置き傘も廊下につるして長男に色々と説明する。我が家とママ友家の他にもそういったお家は何軒かあって、中には道具箱の中身から鍵盤ハーモニカまで全てロッカーに収めていた家もあった。私だけが異常に過保護なわけではないのだと、少し安堵する。

 やがて復路通学地区の集合がかかったので、屋外へ。軽量の折りたたみ傘を持参していたので、小さい方を長男に渡して皆でぞろぞろと歩き出す。
 幸いこの時も雨は小降りで、長男は傘をくるくる回しながらご機嫌で歩いていた。しかし明日からはこの背にランドセルと、手には新学期学用品がぶら下がるのだ。そもそも雨の日に外を歩くという経験すら、自動車で送迎していた保育園時代には殆ど無いことであったから、尚のこと心配である。傘だって大人のように風向きとか考えず単に頭上に掲げているだけだから、暴風雨・・・みたいな時には全身濡れてしまったりしないかとか、それが元で風邪を引かれないかとか、様々な不安が脳裏をよぎっていく。「あんまり不安がったり嫌がったりしていると、逆にそれが現実になるぞ」と夫に言われて、できるだけ気分を変えようと努力しながら歩く。
 それぞれの家の前で一件、また一件と家族が別れて行き、最後は息子一人になった(保育園の学童にはあと二件通うのだが、用事があるとのことで参加していなかった)。明日以降は、途中まで園の先生が迎えに来てくれる筈である。
「では、今日はここで」と引率の先生と別れた目と鼻の先が保育園であったので、このまま次男を迎えに行って皆で家に帰ることにした。

 園舎の入口をくぐったところで丁度、昨年度次男の担任であった園長夫人と会う。お祝いの言葉をいただき、長男の衣装を誉めていただき、長男共々嬉しくなる。
 調子に乗った長男は三階まで駆け上がって、園長を筆頭に先生方に入学式の報告がてら、スーツを見せびらかすべく園中を走り回っていた。給食室にまで駆け込んでいって、体操のコーチでもあるパパ先生(園長父)にまで自慢しているのを見ると、微笑ましいを通り越して恥ずかしくなってくる。
 この見せびらかし癖も長男の気になる点の一つで、こんな性格がいじめにつながる一端にならなければ良いが・・・と、またもや悲観的思考に囚われて、慌てて首を横に振った。
 次男は相変わらず鼻水ぐじゅぐじゅで、顔にも手で拭き殴った名残の鼻水がかぴかぴに乾いて残っていたが、元気はいつも通りである。とりあえず、発熱の心配は無くなったかな・・・という感じ。担任に挨拶をして一階に下り、そこでタクシーを呼んで帰宅した。
 
 長男は興奮冷めやらず、着替えをしながらもウルトラマンごっこなどして暴れていた。夜は一緒に明日の持ち物を準備すると、その後ずっと「練習」と称してランドセルを背負って家中を歩き回っていた。「早く明日にならないかな~」と、楽しそうに歌うように呟く。
 どうかこれから先の長い人生、この明日を心待ちにする気持ちが彼から失われることが有りませんように・・・と節に祈る、菜種梅雨の寒い夜であった。
 





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最終更新日  2006年04月12日 00時37分28秒
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