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カテゴリ:日常雑記
夫の実家に一泊して翌日は、義父母兄様と共に河川敷の公園へ。
「芝生がずーっと広がって、子供達を遊ばせるのにはとても良いところよ」 とは、義母様のお言葉。 確かに、ひろーくひろーく何処までも芝生の広がる公園であった。 ・・・・・んが。 その芝のあちこちでぱたぱたとはためく、小さな三角の旗、旗、旗・・・・・。 そう・・・芝生の殆どは、年配者のグランドゴルフ会場と化していたのである。 車を停めた位置から大分離れても、旗の立っていない場所は殆どない。あるとそこは既に、他の家族がばばーんと日よけテントを張って、キャッチボールの真っ最中ってな感じである。 ・・・・・・なんだかな。 出てきたのが遅いのが悪いのだろうが、ああもグランドゴルフに占領されまくっている状況をみると、もちっとどうにかならんのかいなと思う。別にお年寄りの楽しみを奪おうというのではないが、あれでは小学生から高校生くらいのちょっと大きめな子供が、野球やらサッカーに興じるのはちょっと難しいのではないだろうか。うっかりボールがグランドゴルフ会場に飛んでいったりしたら、なんかえらい騒ぎになりそうな気が・・・年配者にたいする偏見かもしれないけれど。 まぁそれはともかく、なんとかゴルフの邪魔にならない場所を見つけてシートを敷く。 すると子供達は早速、芝の上を義兄様と追いかけっこをして走り回るは、次男はいきなり地面に倒れてごろんごろんと丸太のごとく転がり出すは・・・。 長男は夫に補助して貰って義父母様にハンドスプリングだのロンダートだのバックブリッジだのを披露。私も久し振りに見たが、随分「さま」になっている。親の私がそう思うくらいだから、義父母様はもちろん大喜びである。 ひとしきり芝の上を転がり回ると、こんどは水際までのコンクリで覆われた急斜面を登り降り。 最初はおっかなびっくり腰の引けていた長男、二度、三度と繰り返すうちにすいすいと出来るようになる。すると更に面白くなってきたらしく、一体何往復したやら定かではない。 次男はこちらの心配も余所に、最初からすったかすったか駆け下りるは、途中でジャンプするは・・・案の定そのうち調子に乗って、よそ見しながら降りたために、顔面からコンクリにダイビング。鼻の頭を見事にすりむいた。それでも一瞬「ぅわ~ん」と言っただけで性懲りもなくふざけながら登り降りし続ける次男は、やはり前世は猿だったに違いない。 途中、持参したサンドイッチやおにぎりを頬張りながら、たんぽぽの綿毛を一区画全て手折って吹きまくったり、義兄様に橋の上から水面に向かって逆さづりされてぎゃあぎゃあ叫んだりと、三時間ほど子供達は跳びはねて歩いていた。 その後、ボート池のある別の公園に移動。 スワンボートという、いわゆる足こぎのボートに家族で乗り込むが、息子二人でハンドルを奪い合って大騒ぎ。私は一人、後部座席でげんなりとその様子をみながら、ときどきあまりの騒ぎにぶちきれて「いい加減にしなさーいっ!」と叱り飛ばしていた。 途中岸に近寄って、義父母様が買って下さった鯉のエサを受け取ると、今度はそのエサを奪い合って大騒ぎ。本当に私はどこでどうこの子達の育てかたを間違ってしまったのか、それとも子供達のもともと持っている性質故なのか、彼ら二人の辞書には「仲良く分け合う」という言葉は、どうも存在しないらしい。 あまり叱ると夫に「子供なんだから」とたしなめられるし、なら我関せずととにかく足こぎだけでも手伝おうと思えば、風が強くて舵取りが難しかったせいか夫に「漕がなくていい」と言われたりして、これは果たして一緒に乗った意味があったのかしらと小さく青色吐息な私であった。 やがて30分経ってボートを返却。 子供達はまだまだ名残惜しそうにしていたが、自宅へ帰宅する時間の都合もあるので、夫の実家へ引き返すことに。 疲れただろうから昼寝を・・・と思ったが、長男だけが何時までも眠らず、結局皆が起きて夕食の膳を整え始めたところで夫の膝を枕にダウン。夕食を摂りながら2時間ほど待ったが、結局呼んでも揺すっても起きないので、仕方なくそのまま抱き上げて車へ移動。長男の分の夕食を包んでもらって、荷物と一緒に車に積み込む。 車を出す頃には長男は目を覚ましていて、みんなで口々にお礼を言いながら、義父母様宅を出発。早くもUターンラッシュが始まったとラジオが告げていたが、とりあえず大した混雑もなく通常かかる時間どおりに我が家に到着。 まず最初に長男に夫実家からいただいてきたカレーライスを温めて出すと、たらふく食べてきた筈の次男が「TATSUも食べるの~っ」と喚く。五月蠅い。どのみち目が欲しいだけなのは分かっているので、好物のカルピスの牛乳割りを与えたところけろりと機嫌を直して遊び始めた。 その隙に風呂を洗ってお湯を張り、長男の食事が終わったところで皆で入浴。 じつは未だ、完全には風邪が治ったと言えない状態の二人だったが、何せ25度という気温のなかを汗まみれになって遊び、芝の上を転げまくっていたので、洗髪は必至である。風呂あがり、ドライヤーの温風を熱がって騒ぐのを無視して、念入りに乾かしてから布団に入れた。 二人とも昼寝をした割りには、意外とすんなり夢の国に旅立ってくれた。 私はと言えば市販の風邪薬が昼に切れたら、とたんに鼻が詰まりだした。本当はブログやHPをいじりたかったのだが、「のど○ーる」で喉を灼いてそのまま私も横になった。すぐにうとうとと眠気が襲ってきたが、何故か長男次男から交互に脇腹に蹴りが入ってくる。昼寝するしないで一悶着騒いだ時にかなりきつく怒ったので不安にでもなったか? 何度か次男と長男の身体を転がし、抱き上げして遠ざけて、自分の寝るスペースを作ろうとしたが、動かすそばから転がってきて私に貼り付き、挙げ句暑くなって、私を蹴りつけた反動で寝返りを打ち、またしばらくすると寄って来て貼り付いては蹴りくれて・・・というのが何度も繰り返されるので、いい加減嫌になって、夫の隣に逃げた。お陰でなんとか朝方次男がぐずるまでの間眠ることができたが・・・この痛さも、子供が大きくなって互いに別の寝室で休むようになると、懐かしくなるのよ~、幸せな痛みなのよ~・・・と、先輩ママに言われたことがある。 ・・・・・・本当かいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月06日 00時26分53秒
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