秋月春風 ブログ版

　引き出しを整理していたら、出てきた。
　以前「銀河英雄伝説」という小説の二次創作なんぞやっていた頃に描いた、イラスト。
　ヤン・ウェンリーという名の青年で、主人公の好敵手である自由惑星同盟軍元帥というキャラクター・・・のつもり。
　書いた小説はさっぱり売れず、このブログやＨＰと同じように、イベントの我がスペースには常に閑古鳥が鳴いてものだが、時折ヤンの絵を描いてはコピーをして「ご自由に」と置いておくと、それだけは結構早いペースで無くなったものである。
　人物画に関しては・・・というより、絵画・工芸に関しては基本というものが全くなっていないので、描くといえば顔はいつもこの向きで、全身を描くことはほとんど出来ず、せいぜい肩くらいまで・・・という情けない腕前だったけれど、「イメージ通りです」などとお世辞にも言って貰えると、その日は本が一冊も売れなくても舞い上がるような気持ちで家路についたものだった。
　あのころ「絶対に続きを書きます」と言っていた物語、結局出産をきっかけに投げだしたままになっている。
　もうすこし子供達が大きくなって、私の手を離れていったら、ＨＰの片隅にこっそりコーナー作るのもいいかもしれないな。