|
カテゴリ:日常雑記
午後から雨に変わってしまったが、今朝から昼過ぎまではこちらも雪が降った。時には吹雪のように視界が真っ白になるくらい、降っていた。
小学4年生の時の担任は、国語にとても力を入れていて、私達によく自由に作文を書かせたものだ。 その中で私は、雪は冬の神様の庭に咲く木の花で、その花吹雪が雪として降ってくるのだというような童話もどきを書いたことがある。 子供なら誰でも一度は想像しそうな、目新しくもない他愛ない話だ。 でも、その物語を書きながら、情景を想像するのはとても楽しかった。 水晶を彫り上げて作ったような氷の樹の林。 真っ白な髪と長い髭のお爺さんが、やはり白く長い衣の裾を引きながら、その木々の世話をしている。 見上げれば、満開の白い花。 桜が散るように、柔らかな白い花弁がひらひらと舞い落ちる。 やがて、たくさんの神様達が客人として訪れる。 花見の宴がひらかれるのだ。 神様達の衣装も、すべて白。 でも、光沢や色味が少それぞれ違っていて……。 和やかに談笑しながら、花弁の降る中をゆっくりと散策する、たくさんの白い人影。 白一色の、でもただ白いだけではない、美しく不思議な光景。 もし、そんな世界が天に本当にあったとしたら、今日はさぞかし美しい花吹雪が見られたに違いない。 雪は、童心に帰す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月23日 19時47分36秒
コメント(0) | コメントを書く |