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カテゴリ:育児(長男TOMOについて)
2月の頭に、長男の誕生日写真を撮ってきた。
いやぁ~、これがもう、大変で大変で。 撮影に2日、かかったのだ。 つまり、あまりの機嫌の悪さに、日を改めて撮り直し……という。 乳幼児ならともかく、春には小学三年生になる子が……ねぇ。 はあ~~~~~っ(-_-) 飽きたと言っていた筈の着物を着て、写真を撮りたい……と言い出したあたりから、なんとなくその理由はわかっていた。昨年の春頃から観始めた「ブリーチ」というアニメに、かぶれている故だと。 我が家で観始めた頃には大分ストーリーが進んでいて、今もってどんな話なのかさっぱりついていけない私だが、主人公達が黒袴に黒の短着で刀振り回して……というアニメである。これが、小学校に上がってからしばらくの間眠っていた、長男の着物好き・刀好きの心に、再び火を点けちゃったんである。 できるだけ要望に添いたいとは思ったが、子供写真館にそんなコスプレまがいの衣装がある筈がない。できるだけ黒の無地部分が多い羽織袴を選んでやったが、やはりそれは長男の中で「違うもの」だったのだろう。 それでもなんとか撮影に臨んだものの、持ちたくもない扇子を持たされ、あれこれ指示されるは、小道具の刀の鞘の色が気に入らないわ(ブリーチでは黒鞘なのに、写真館にあったのはなんだかラメのようにきらきら光っている)……、と、長男は不機嫌の極みに達してしまい、撮影どころでは無くなってしまったのだ。 幸い……というか、カメラを操作していたお姉さんが、「ブリーチ」を観ているという人だった。 「そうか~、ブリーチの黒崎(主人公の高校生)みたいにしたかったのか~。それじゃ、羽織りは着ないし、刀もこれじゃないよね」 そう言って私に向き直ると、 「来週ならまだ入学フェアのお客さんも、初節句のお客さんも少なくて予約が空いてますから、日を改めてはいかがでしょうか。次は私がちゃんと黒の上下で衣装を用意しますから」 ふてくされまくって、さっさと着物を脱いでしまった長男を横目にため息吐きつつ、私と夫はお姉さんの優しく親切な提案を受け入れることにしたのだった。 そして一週間後。 今度は最初から黒の上下のみで羽織り無し。 刀はトイザラスでそれっぽいものを購入して持参(親馬鹿丸出しだが、年齢的に写真を撮らせてくれるのも、あと僅かな年数かな……と思うので)。 もう、更衣室から出てきた時点で、顔が違う違う! 髪もグロスで固めて貰い(似ているかどうかは別として、冬の映画で主役っぽかった日番谷という登場人物を意識したと本人の談)、すっかりブリーチの登場人物になりきっていた。 前回はぼさーっと突っ立ち、お姉さん方の指示にも全く従わなかったのに、自分からあれこれポーズを提案するなどして、大乗気。 快調に撮影が進んで行く。 先週も居た店員さん達も、口々に 「今日はばちっりね~、楽しそうで本当に良かったわ~」 と笑いながら、刀を振り回して上機嫌の長男に声援を送ってくれた。 モニターで確認すると、本当にどれも良く撮れていて、長男にしては珍しく選ぶのに迷うほ どだった(今回に限らず、大概店員さんの指示を無視するので、何枚撮って貰っても「これしかないでしょ」と簡単に1、2枚選べてしまうのが常である)。 初日は本当に穴があったら入りたいくらいの心境だったが、まぁ、終わりよければ全て良し……である。 しっかし……ブリーチは未だ未だ終わりそうにないけれど、来年もまた着物で撮ると言い出すだろうか。 背が極端に小さい長男だから、今年も七五三用の着物でなんとかなったが……さすがにそろそろお店の衣装はサイズアウトだぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月16日 17時10分34秒
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