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カテゴリ:日常雑記
先日ラジオで、タイトルにあるお題でリスナーからの投稿を募って紹介していた。
私の場合は……「お買い物」の神様…かなぁ 笑 泊まりで出かけた出張先の、時間調整に入った古本屋で、何年も探していた絶版本とご対面。 とか。 ふらりと入った輸入雑貨屋で、運命の出逢いを果たして連れ帰った小物・アンティークジュエリー、数知れず。 とか。 滅多にCDショップなんて出かけないのに、「たまには何か買うか~」とふらりと踏み込んだら、ハート直球ど真ん中打ち抜きな曲がかかって 「うっ」 となった……(ちなみに、ZABADAKというバンドの「遠い音楽」という曲である)。 とか。 とにかく、ああ、呼ばれちゃったわ……というような出逢いが、これまで数え切れないほど有る。 その中でも最たるものと言えば……やはりウエディングドレスであろう。 うちは夫がアーメンの人なんで、結婚式は教会と決まっていた。 そこで私の脳裏にまず浮かんだのは、従姉妹達が結婚式で履いていた、ぽっくり下駄のような上げ底の靴。 ……あれでバージンロード歩くのは、ちときつそうだよなぁ。 不安が頭をよぎった。 もともと、足先は3Eサイズ並みに幅広なのに、踵はDサイズという、かなりへんてこな足を持つ私である。 ……これは、靴とドレスはオーダーした方が良くないか? そう思い、あちこちドレスショップを見歩き、お願いする店も決定しかかった頃。 「そういや、一駅行ったところに、ウエディングドレスも扱っている古着屋が有ったよな」 たまたまその数日後、出張で近くに行くことになっていた為、その帰りに立ち寄ることに。 二階(フォーマルコーナー)は、滅多に客が入らないので……と、お店の人に案内されて埃っぽい階段を上がってみると。 窓際に一枚、見るからに小さなウエディングドレスが一枚、ぶらーん。 手にとって、しげしげと眺める。 上半身はウエストリボンも付いて、身体に沿い、タイト。 スカート部分はふんわり。 襟元は詰まり気味で、鎖骨が見えない。 袖はほどよいボリュームのマトンスリーブ。 リボン・コサージュ・フリル等の装飾が皆無なのに、総レースで華やか。 オーダーしようと思っていた店のデザイナーさんが、私にはこんなドレスが似合う……とアドバイスしてくれたポイント、全クリアしとる。 試着コーナーで袖を通す。 鏡に映った自分に、自分で呆れた。 「……オーダーメイドも、真っ青だね」 そのドレスは、まるで私の為に誂えたかのように、どこもかしこもピッタリだった。 結局、そのドレスを買い取って、結婚式にもちゃんと着た。 友達は皆、大絶賛してくれて……それはもちろん嬉しかったが、 「実はこれ、5,000円なんだよーん」 とバラして驚いた顔をみるのも、なかなかに楽しかったのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月24日 18時39分36秒
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