518655 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ブラームスはお好き?

ブラームスはお好き?

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ブラームスがお好き

ブラームスがお好き

Freepage List

Category

Comments

名字だけ同じ秀島@ Re:アームストロング砲(02/21) 文中に薩長土肥の「肥」が肥後の佐賀藩と…
Motoji@ Re:ロンドン・オリンピックだからという訳ではないけれど・・・(08/04) 東大寺の戒壇院の四天王像 写真お借りし…
PreaskWisfake@ ,チャンル メンズ,バッグ 人ブランド わに)にでも食はしてしまふが好い。」  …
ボッテガヴェネタ@ yssikrhkpdv@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…

Favorite Blog

ご報告 turbo717さん

アジア時間 ジャスミン25さん
クラシック音楽は素… 会長0804さん
日日是好日 mind_326さん
ひよっこ血液内科医… アナカプリの丘さん

Headline News

2007年04月28日
XML
 「これを、旦那さんに・・・」

 と友人から妻が受け取ってきたのは、

 『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』というドキュメンタリー映画のチラシだった。

 僕はそれを受け取る前に彼の訃報に接していたので、

 「祭典」という言葉に抵抗を感じた。

 皮肉なタイミングだ。

 彼の波乱の人生の軌跡をたどる映画が、訃報と時を同じくして封切りとなるなんて。

 僕は、彼にショスタコーヴィチを教えてもらった。

 それがこのジャケット写真の交響曲第5番。

 当時高校生だった僕は、荒武者のように両手を振り上げた老指揮者が「気迫」でオーケストラを統率している様子に、純粋に「カッコイイ!」としびれたものだ。

 ワシントン・ナショナル響の鳴りっぷりは無骨で荒いけど、

 それがストレートに聴き手の心を鷲づかみにする。

 この重々しさ、一つ一つのフレーズの意味深さ、

 ショスタコーヴィチと同時代に生きた彼ならではのものだろう。

 ソヴィエトという悲しくも残酷な国家が、かつてこの地上に存在していたのだ。

 今日改めて聴きなおしてみても、1982年の録音から四半世紀たった今でも

 そのパワーは決して衰えていない。

 近年、彼ほど「情熱」という言葉の似合う音楽家がいたであろうか?

 わたしたちはまた、大切な人を失ってしまった。

 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年04月28日 23時51分49秒
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X