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2007年12月11日
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 朝の音楽はショスタコーヴィチ、

 という決裁に出くわした。

 われわれの職場は、2週に1回「教養」と称して朝クラシックを流す習慣があるのだが、

 その予定表の決裁で、

 「7:30~8:30、『ショスタコビッチ集』」と書いてあった。

 ショスタコビッチとはたぶんドミトリー・ショスタコーヴィチのことであろう。

 まあ、いいや、とは思ったけれども、何の予備知識もない人々が朝からショスタコーヴィチを聞かされる「事態」を想像すると、やはりワタシが一言言っておかねば、という課長補佐の義務感に駆られて、決裁文書を脇に抱えて起案者のところへ足を運んだ。

 「あの~、人の仕事にケチをつけるつもりはこれっぽっちもないんですけど」と遠慮がちなワタシ。

 「朝の7時半からショスタコーヴィチはやはり止めといたほうがいいと思います」

 起案者はきょとんとして、

 「ああ、それなら変えますよ、選んでください」
 「Kさん、CD出して。補佐に見せて」

 あまりにあっけない変更に、僕は

 「ちなみに、「ショスタコーヴィチ集」って、なんですか、ジャズ組曲とか?」

 「ああ、これですよ」とKさんが出したのは、

 これ↓↓↓
 タコ

 でした・・・

 コンドラシンとオイストラフの来日ライヴ・・・交響曲第6番とヴァイオリン協奏曲・・・
止めさせてよかった・・・

 「あの、これ、やっぱ止めたほうがいいですよ。暗いですから」
 「ちなみに、聴いたことありますか?」

 「いえ、聴いたことはないですが、前に一回流したことありますよ。ローテーションで」

 流したことあるんかい!(笑)

 「いえ、まだここに来て1年半ちょっとなんで、聴いたことないですね。たぶん休みだったんでしょう。朝飯どきに『運命』を聴いたことはありますけど」

 すると向こうの席からIさんが、

 「補佐、『運命』は確かに問題ですけど、ショスタコーヴィチはいいですよ。私は朝から気合を入れるために車の中はいつもショスタコーヴィチですよ」

 ああ、話をまぜっかえさないでほしいので、無視。

 「こんなのだったらどうですか?」とKさんがおもむろに出してきたのは、

 ヘンデルのフルート・ソナタ集。

 そうそう、ちゃんとあるじゃないか。朝っぽいやつが。

 だいたい、どう選べは朝からショスタコーヴィチのロ短調やらイ短調になるんだ。

 「ばっちりですね。これでいきましょう」と声を励まして引きつり笑顔で答える私の横で、

 Kさんが付せんにマジックで

 『暗いのでやめといたほうがよい』

 とメモしてコンドラシンの来日ライヴCDに貼り付けていた。

 「貴重なご意見ありがとうございました。今後ともお気づきの点があればよろしくお願いします」と真面目なKさん。

 もう何も言うまい・・・


 昨日はボーナスが出ました。

 公務員にも少しずつ勤務成績評価制度が定着し始めていて、

 ボーナスや給与の上がり具合など勤務成績が反映されるようになっています。

 ワタクシことブラームス課長補佐のボーナスは係長時代の去年に比して格段にあがっていました。

 上司の目が節穴なのか、こんな私に対しても「去年よりはよい」という評価をいただいたようです。

 でも、私の今年で一番の「グッジョブ」は

 「朝からショスタコーヴィチのロ短調とイ短調」

 という蛮行を阻止したことにある、と自負しております(笑)。

 これも仕事です。





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Last updated  2007年12月11日 22時58分46秒
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