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テーマ:好きなクラシック(2328)
カテゴリ:ヨハネス・ブラームスの音楽
やっぱりこの曲は「恋の歌」だと思う。 モノの本によれば、ブラームスは、この曲のメロディーに 恋人の名前を隠しているという。 ベルリオーズは、『幻想交響曲』で、破天荒にも恋人を地獄まで連れていったが、 作曲当時30代半ばであったブラームスは、もちろんそんなことはしない。 第1楽章は、いかにも彼らしく、とてもためらいがちで、進むか退くか迷う心のよう。 ピッチカートは、ときどき疼く心臓の鼓動の高まりを表現する。 第2楽章は、揺れ動く幻のようにはかない。 第3楽章は、独り思い悩む夜の思い。 第4楽章は、一応の「解決」と「納得」。 そしてブラームスは、生涯独身であった。 演奏は、先日も触れたアマデウス弦楽四重奏団+αの60年代の録音を。 濃密な表現で、いかにもこの「隠された恋の歌」に相応しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年06月26日 20時41分02秒
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