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カテゴリ:宝塚
TSミュージカルファンデーションの舞台を見ると、
心が洗われる気がする。 3作観て、3作ともそう思った。 今回観たのは『風を結んで』という幕末を舞台にした作品。 正直言って話はよくわからなかった。 詰め過ぎてた気がする。 1回しか観ないから、細かいところまで見聞きできなかったからなのかもしれない。 ついていくのが精一杯で、最後はえ?これで終わり?って感じだった。 ヅカで言うなら『虹のナターシャ』的な終わり方だった… でも、そんな脚本を吹き飛ばしてしまうくらいの演出。歌。 そして、共演者の役つくり、舞台にかける意気込みの伝わってくる熱い息遣い。 今回もまた、TSミュージカルの魅力たっぷりでした。 何がすごいって、アクロバティックなダンスに迫力ある歌。 笑いあり、涙あり。 役者が心から楽しんでるのが、すごく伝わってくるんです。 本当にその時代に生きている気さえしてくる。 っていうか、多分生きてるんだと思う。 武士として生きてきた人が、急に刀を取り上げられたらどうするのか。 大道芸人として生きていこうとするもの… どうしても武士の道を捨てられなかったもの… 昔の男の人は、それこそまっすぐで、ひとつの道に生きたんだろう。 一度はまとまったものの、結局それぞれの道へわかれていってしまう。 その仲間たちを、また集めようってところで幕は下りてしまう。 私はその続きが観たかった。 夢物語でもいい。 そんなことはありえないってわかっていても、 またみんなを探し出し、集まった笑顔が観たかったなあ… 話はタックのほうがすごく好きでした。 タック再演しないかなあ… でも、今回の風を結んでもよかったです。 特に、鈴木綜馬さんの捨吉さんはすごくおちゃめながらいい声を聴かせて頂きました。 そして坂元健児さんは前向きで柔軟で熱い男。タックに続き、迫力あるダンスに軽やかな歌声が心地よかった。 坂元さんとトリオの畠中さん・川本さんがこれまた最高♪歌にダンスにお芝居に… いっぱい笑っていっぱい泣かせていただきました。これからの出演作もチェックしたい☆ 今さんはひたすら2枚目でした。キリリとした武士がすごく似合っていて、歌も聞かせる。 坂元さんとは正反対、静と動の役どころがまた効いていました。 ヅカファンとしてはチェックしとかないといけない風花舞ちゃんと絵麻緒ゆうさん。 ゆうこちゃんは昔の女性…という役だったけどこれがまた可愛い… なのにダンサーとしての場面ではひたすらしなやかでかっこよかったです。すごいの一言。 ぶんちゃんは勝気な女性の役で、元男役としてはやりやすかったのかな。 ちょっとぽっちゃりした感じはしたけど、かっこよかったです。笑いもとってたし。 これまたゆうこちゃんと正反対の、静と動という感じでした。 2人の場面もあったし、満足! その他出演者の皆さんも、胸打つ芝居、歌、ダンス。 TSってなんでこんなにすごいんだろう… メンバーも名のある人ばっかりだし。 リピートしたいけど公演期間が短いこともあって いつも1回しか観れないのが悲しい… 1回じゃ私は歌とか覚えられないのに… せめてDVDとかCDとか出してくれればいいのになあ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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