勝利の軍配はいずれに???
「万物の霊長」・・・なんて威張っていた人間様が この頃は 鳥やらケモノやらに負けてしまうようになった感じである。 ヒヨドリに桃をとられてしまった話を書いた翌日 隣の従兄弟・・H君が 「携帯で写して来たからチョット見てみやぁ!」と写真を見せてくれた。 百姓歴は私の方が数倍長いけれど 野菜を作る技術は私より何倍も上手になった。 私が畑へ行く回数は「時々」と云う言葉がよく似合うけれど H君は暇さえあれば畑に出かけ 一日に二回でも三回でも出かけていく。 我が家のスイカはまだテニスボール程の大きさだが H 君とこのスイカは もうすぐ収穫が出来る程に育っている。 とにかく 花を咲かせるための手入れが違う 花がつけば必ず交配させる・・・ 従って 植える時期が同じでも 実のなる時期は当然違っている。 我が家は自然交配に任せて 放ってあるので もう競争する事すら出来ない。 ところが 写真を見せてもらうと でっかいスイカが二つもやられて横っ腹に穴があいている写真であった。 話を聞くと 「だんだん大きくなって来たので もうそろそろ防護柵やネットを・・・と思った矢先にやられてしまった」との事であった。 「横っ腹の傷口から推定すると 多分カラスだろう!」と云っていたが やられるときは 明日には・・・と考えた翌日の被害が誠に多い。 鳥やケモノの「感」は何処から生まれるのか・・・ 人間との競争に 軍配を上げるあげ方が 鳥やケモノ側の方が多くなったように感じる。 人間が鈍感になったのでなく 鳥やケモノの進歩が 数段上達しているように思えて仕方がない。