月夜に夢を　　

「何度も電話したんだけど　
月夜夢さん最近なかなかつながらないんだよねえ。」

出張先で　開口一番言われてしまう。
うわ。またか　と思ったということは
何処かでも同じことを言われたということだ。

外出する時間と頻度が多くなって　それぞれのお客さんとの密度は濃くなった。
その分内勤の時間　つまり事務所に居る時間がぐんと減っている。

いくら出かけていることが多いといったって
「電話ください」というメモは　さすがに残してもらえているはずだ。
たぶんきっと　メモが残っていないということは
「じゃあ　またこちらから電話します」と先方がおっしゃったケースなのだろう。

それでも、だ。
電話があったという時点で　メモは断然残すべきだ　と私は思う。
当然自分が取り次いだ電話はそうしている。

営業の電話ならまだしも（事務所に私宛の営業電話があるとは思えないが）
お客様であれば　私に用事があったからかけてきていただいたはず。
それを何度も知らんぷりしていることになるわけで　さすがにまずいだろう。
しかも　これで二件目ということは　明らかに故意だ。
うっかり失念した、というレベルではない。

そういうメモが残っているときもあるから　
誰が取り次いだかによって　差が出ているということだな　こりゃ。


明日早速　伝言メモを定型化して裏紙にでも印刷して配ろう、と決めた。
百円ショップでも売っているけれど　それを自腹で買うのは馬鹿馬鹿しいし
事務所が電話用伝言メモを買ってくれるとは思えない。（結構キビシイ）

相手先と時間さえ書き込めば　あとは項目に○をつけるだけ　といった
そういうものを配りつつ　さりげなく伝えればいい。
「メンドクサイだろうとは思うけど　電話があったこと残してね」と。

なんせ電話の多さでは　事務所で一、ニ位を争うと自負している。
あくまで謙虚に　低姿勢で　お願いすべし。