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月夜に夢を  

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2007.08.02
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カテゴリ:Society
障害者自立支援法の成立で 本人や家族の負担が増えただけではなく
給付そのものが減って 障害者の福祉施設の経営は一層厳しくなっている。

娘の入所施設では がくんと行事が減った。
年一回の旅行はとりやめ 遠足は近場で回数を減らし サークルも絞ったようだ。
楽しみが少ない施設の生活の中で 心待ちにしていた利用者も多かっただろうに。

今日お邪魔した知的障害者の作業所(今は就労支援事業所とよぶ)では
そういったものをなるべく削らずに工夫しているようだが
厳しいことには変わりなく この暑さにクーラーもつけられない。
額の汗をぬぐいながら 背中にじっとりはりつくブラウスを感じながら 
半日ほどかかって伝票を監査してきた。
気をつかって事務員の方がつけましょうかときいてくれたが
この事務室を締め切れば 作業場への風の通り道がなくなってしまうと考えると
利用者の方が汗を流してやっている中 事務作業のくせに贅沢は言ってられなかった。


国の財政が大変な状態だから 国民みなに負担を求めなんとか立て直さなければならない、
弱者の代表者といっていい障害者やそれに関わるひとたちだって例外ではない、
みんなでがんばりましょう、ということなら 納得しないでもない。
いや 納得せざるを得ないだろう。

だが この法律を考案した霞ヶ関は
クーラーつけずに業務をやってるか?それほど切り詰めてるってのか?
この法律を通した国会は?
のうのうと涼しいところで決められた法律が 福祉の現場の過酷さを増大させていく。

国家予算の削る優先順位が 
手っ取り早く手をつけやすいところから始まることに 納得がいかないのだ。
あたしの税金は 自分たちで納税はおろか生活費すら稼げない
ましてそれはまったく本人のせいではない そういうひとたちのために使っていただきたい。
スーツ着て ネクタイしめて 冷や汗しかかかないひとたちのためではなく。





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Last updated  2007.08.04 07:24:33
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