テーマ:住宅コラム(1807)
カテゴリ:Business
家が買えそうだ、と担当先から連絡があって驚いた。
以前から借家ではなくて持ち家が欲しい と言う話は聞いていたけれど 立ち上げたばかりの事業はいまだ軌道にのらず 赤字申告が続いていたわけで それでも 借りられる・・・と?! 正直言って あたしなら絶対貸さない状況なのだ。 よくよく聞いてみると どうやら2年分の修正申告を出して(一部更正の請求、ね)、ということらしい。 赤字だったものを黒にして とりあえずは課税証明がとれればいいから まず市役所に出してもらえないか、という依頼だった。 ・・・ちょっと待ってよ。 個人事業の方は みなさんよくやってるんですよ、と 売りたい不動産屋は 電話口でそう言う。 いったい それをやったら どのくらいの税金の追徴が来るのか (住民税、所得税、国民健康保険税、事業税) さらにはそれに対して 罰金がどれほどの金額になるのか (延滞、過少申告加算もしくは重加算) 本人にまったく説明していなかったというのに よく仮契約まで結ぶよ。 ほんと あきれた。 数字さえ ちょちょっといじればそれで済む問題では ないのだよ。 そんな簡単なことと思ってもらっては 困るのだよ。 せっかく買った家が 差し押さえになったら哀しすぎるじゃないか。 まだ小さな娘さんが 誕生日に何が欲しいかと問われ 「おうち」と答えたあたりのエピソードを聞かされると さすがに父としてそれに応えたくなる気持ちも非常によくわかるけど (行く末恐ろしいとも思うけど) もう少し慎重であってほしい。 契約を結ぶ方も 契約を結ばせる方も。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.13 11:23:04
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