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月夜に夢を  

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2007.10.12
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カテゴリ:Mother
宿泊と名のつく行事は これまですべてすっとばしてきた雫が
もしかしたら修学旅行に行けるかもしれない、という。
担任の先生の意欲に驚きながら 仕事を早退して打ち合わせに行けば
なんと保健の先生達や学年主任の先生に加え 校長センセイまでがその場においでになった。
娘の個人名を冠したマニュアルもさることながら 
その大プロジェクトっぷりには 恐縮するばかりだったのだが
つまり それほど大変なことなのだ、と
あたしも気をひきしめ この2日間は外出を一切いれず事務所で内勤して
携帯も肌身離さず トイレにもお風呂にも持ち歩き 緊急の電話に備えることにした。

とりあえず連絡も無いまま 夜が明け
仕事中 バイブの振動に慌ててトイレに駆け込むと 写真が添付されたメールだった。
発作もあったけど 元気でいる、という。
ホテルの部屋で 同級生たちと一緒に映っている写真。


連れて行く喜びは 無いに等しい。
なぜなら 娘は そういう類の嬉しさを表さないから。パニックにはならないまでも。

そのかわりに 大変さは 確実にのしかかる。
学校であるならばなおさら 責任問題だって生じよう。投薬だって初めてのことなのだ。


それでも 連れて行く、と 言ってくれた。
水のみで練習して 車椅子を準備して 見たことも無い明け方の発作を覚悟して。

みんなと同じ、をいつでも望むわけではないし、と
無意識に斜に構えるようになっているこちらの気持ちをまるで見透かすかのように
みんなで一緒に、を当然のこととして望んでくれた。


養護学校の先生は フツウの教師より給与がいいからって希望する人がいるとか
そんな噂をきくこともあるけれど
あたしは 彼らほどの情熱をもって仕事をしているか 思わず自分に問いかけてしまう。
楽な方へ 無難な方へと流されていないか。母としても。





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Last updated  2007.10.16 03:37:44
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