月夜に夢を　　

猫も杓子も電子申告といった様相で　
どうやら税務署長が直々に会計事務所まわりをしているらしい。（うちにも来た）
各税務署にそんなもん競い合わせてどうするんだと思うんだけれど。
便利なら（メリットが見込めるなら）言われなくてもみんな利用するし、
利用が伸びないってことは　その逆なわけで　
何が問題なのかとか　そのあたりの分析はちゃんとやってるのかしらん。
ほんと改善してほしいこと目白押しなのよ。

我が事務所も　いかにも税務署に褒められたいらしい様相の上司が
口を開けば電子申告って状態なときがあり　とりあえず国税から一通り利用を始め
今日は地方税の電子申告のシステム研修だった。
いわゆる　エルタックスってやつ。

国税より素晴らしいのは　
決まった書式以外の添付書類も　エクセルなどのソフトで作成したものなら
ちゃんと送信可能だってことだろう。
国税の別途送付書類の多さは　ほんと電子申告してる意味が無い気がするもの。

やたらめんどくさいと感じるのは　利用届で
申告先が何箇所かあるところなんて　それぞれに打ち込んで送信しなきゃならないのは
勘弁してよってことになるはず。
どうせ送信先が一緒なんだから　ひとつの届出で　利用先を複数選べればいいのに。

そしてもって　そもそも　市町村レベルで利用できるところ少なすぎ。
我が県なんてまだたったひとつの市しかまだ利用できない。お粗末。

まあ　いついつからは電子申告以外受け付けません　ってわけじゃないからまだましか。
先日伺った障害者の授産施設では　
支援費の請求が有無を言わせず10月から電子化されると一方的に通告されて
もし間に合わなくて入金されなかったら死活問題だと　
てんやわんやの大騒ぎだったらしいし。


しかし　どうしても　いまだ電子申告のメリットを見出せずにいる。
強いていうなら　プリントする紙が減らせるぐらい？
時間もやたらかかるし　いいことないんだよなあ。
国税庁及び税務署にとっては　どれほどいいこと（効果）があるんだろうか。