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月夜に夢を  

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2008.08.21
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カテゴリ:Dance
昔インド料理のカレーランチ食べ放題のお店に行ったことはあったが
味の記憶はほとんどなく 豆のカレーが本場っぽいなという印象だけが残っている。
だからあえて料理を楽しみに、というわけでもなく
あたしたちを教えてくれている先生が踊る店が 
たまたま今回インド料理の店だったということなのだが。

仕事を終えてすぐ向っても 到着の時間はぎりぎりだという計算だったのに
おしゃべりが高じて 駅をひとつ乗り過ごしてしまったものだからたまらない。
ほんと間に合ってよかった。

とりあえず でビールを注文。
ほかに適当におつまみになりそうなものを頼む。

香草がやけに効いている健康によさそうなビーンズサラダ
ナツメグ味?と言ってもいいほどラムくささを感じないシャミカバブ
すごく美味しかったチーズナン

ショーが始まり いよいよ先生が登場。
濃いめの化粧のせいか 衣装で露出度が高いせいか レッスンのときと雰囲気がだいぶ違う。
口を半開きにして間抜けな顔で あたしたちはきっと見入っていたに違いない。
気がついたときには料理は冷めまくり。

ウイング、アサヤ、サーベル、ジル、ベールと 小物も多用した選曲で楽しめた。
でも一番楽しめたのは 向こうの席に座っていたおじさん方のグループかもしれない。
客席近くに降りてきた先生が すぐそばで胸のシミー(細かく震わせる動き)をすると
スーツを着たサラリーマン風のおじさんの目は そこにすっかり釘付け。
その後 彼ら自身もステージ上に導かれ 一緒にシミーをやることになるのだが
やはり様にはならず まるでコントのよう。一気に場が和む。

知っている曲があっても 振り付けまで覚えようという意識もなく
あそこまで踊れるようになるまで あと十年?二十年? というかんじ。
でも 楽しそう。あれだけ踊れるようになったら気持ちいいだろうなあ。

ダンサーが交代すると また今度はがらりと雰囲気が変わった。
柔らかな女性らしい踊りの先生とは対照的に スレンダーな身体で力強い踊り。



出番が終わって あたしたちのテーブルまで挨拶に来てくれた先生によると
実力が伯仲していたり 踊りの方向性が同じダンサー同士では
対立することはそう珍しいことではないのだという。
生徒同士でも 鏡の取り合いとか 新旧の序列だとかで
和やかな雰囲気とはほど遠い教室もあるという。

その点 あたしたちの教室は 和やかで めちゃめちゃアットホーム。
「ちょっと新入り、あたしたちに挨拶がないよ」
なんて中学生の部活じゃあるまいし(ああそうです、呼び出されました 体育館裏)
いい歳した大人がやることじゃないとは思う。
そんな人間になりたかない とは思う。

だけどどっかで そんぐらいの競争心がないと上達しないのでは?と内心訝るあたしに
「どんなに上手くなっても あたしたちはそういう女性にならないでいようねっ」と
連れの友人は 笑顔で言った。

そうだ。きっと そっちの方がいいに決まっている。






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Last updated  2008.08.24 17:06:02
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