徒釣草

昨日、平塚港の庄治郎丸からスルメイカ釣りに行ってきました。

両舷とも３名の乗船者、釣座は右舷舳でした。
港を出て舳先を東に、烏帽子沖でちょっとスローにして反応を見てすぐに巡航速度に戻しました。

前回あんなにイカ船がいた江ノ島沖でも船は見当たらない、何箇所か探査しましたがほどなく更に東に走りました。
亀城根も通過して城ケ島沖もかなり東、東京湾口といった処でイカ船がおよそ１０隻ほど釣っている。



ここであちらこちら沖上がりまで釣りました。
フィーバーといった派手さはないのですがぽつりぽつり、偶には３杯掛けなどあって退屈せずに釣れました。

お昼過ぎに船長が舳の方に歩いて来たので小用かとおもったら法師の所に。
ちょっと、そんな釣り方じゃ掛けたイカが逃げちゃうよって、わざわざ釣り方を教えに来てくれたのです。

普段無口で万事控えめな舟木船長がおいでになったのはよっぽど見るに見かねた酷い釣り方をしていたのでしょうね。
この時間帯になるとしゃくるのも体力の限界にきて、竿掛けに掛けた竿を電動をオンにし片手で竿を長いストロークでしゃくっていました。

舟木船長は自身で竿を操り実に丁寧で親切に釣り方を指導してもらいました、それに長らく疑問に思っていた中錘の役目も教えてもらったのは大きな収穫でした。

そんなことしてりゃーイカが散っちゃうじゃねーかよーなんて怒鳴られても当然なところ、多分自分が逆の立場で船長だったら苦い言葉の一つも吐いたと思うのですが、ひたすら丁寧に釣法を教えてくれた船長にはいやはや頭が下がりました。

釣果、スルメ・ニセイカ３８杯、船中は２１～４６杯でした。

前日までスルメイカの模様は最悪でしたのでせいぜいツ抜けすれば御の字だと覚悟の釣行だったのですがうまく模様の山から山に当たるし、我流のスルメ釣法だったのにオーソドックス釣法を教えてもらい実り多い１日でした。

但し、雨には祟られました。
この日の天気予報は午後３時ぐらいまで曇りの予報、何気なく合羽を持たずに乗船したのが大間違い。

一時は本降みたいな勢い、身体は濡れるし沖干しを２２杯作ったのに濡れてくるのを慌てて取り込んだりちょっと晴れたので再度干したらまた降り出して雨には振り回されました。