614112 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

お気に入りブログ

コメント新着

gama@ Re:超簡単!ドライ・バジル作り(07/30) 今日初めてここを見つけ端から読んでいる…
東京のぐーまま@ 通学カバン・・・から1ヶ月がたちました。 こんにちは。東京在住のアザラシ娘と二人…
アサコサル@ ど派手なんすね~ デニズリで近所のコドモ達にエイゴを教え…
cloe97@ Re:通学カバン。今年の流行は、コレだ!★2006(08/30) きゃーー!派手だぁ!!!やっぱりドイツ…
turkuvaz@ Re[2]:ふむふむ(08/30) みあるさん 大事なもの忘れてました!…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2006/08/15
XML
テーマ:海外生活(7779)



(※前回の日記の続きが残っていますが、ご容赦を。
こちらの日記をアップした後で、そちらも至急仕上げる予定です)



嗚呼。やっぱり疲れたなあ。。。ほえー
反動で、今も身体がだるくて仕方ない。

****

今日の午後、一番上の義妹エダ一家と、一番下の義妹セラップ一家が引き取っていった。

エシキシェヒルに住むエダ一家。イスケンデルンからこの夏アンタルヤに引っ越してきたセラップを頼ってやってきたのだが、セラップの家の内装工事がまだ終わらないため、やむなく我が家に滞在することになったのである。
彼らはセラップの家にいったん立ち寄った後、オリンポス~アランヤなどでターティル(休暇)を過ごしてから、エスキシェヒルに戻る予定だという。


トルコではあくまで普通。しかし、私の大の苦手な、突然の来客ショック
ことの初めは、日曜日、午後6時45分。
前回の日記の続きを仕上げようとパソコンに向かっている時、セラップから電話がかかってきた。

「イスメット(エダの夫)たちが来たんだけど、エレナ(エダとイスメットの次女)がそっちに遊びに行きたいというの。私たちも一緒に来ようと思うんだけど、大丈夫かしら?」
私は冷や水を浴びたようにギョッとして、訊き返した。
「イスメットたちが!?びっくり

セラップ「そう。イスメットにブルジュ(エダとイスメットの長女)、エレナの3人」
私「・・・エダは?」
セラップ「明日の朝、アダナから着くのよ」
私「・・・そう。。。」
セラップ「で、都合はどう?うちの工事が終わってたらよかったんだけど。彼らも、工事が終わってると思ってたらしくて。私にもスプリズ(サプライズ)だったのよ」

私の頭の中は、当然パニックびっくりショック泣き笑い
ひとつは、あまりに突然すぎて、正直、迷惑以外の何ものでもなかったし、例によって家の中は荒れ放題だったから。
日頃、来客もないし、来るとしてもすでに気心の知れたセラップと娘たちくらい。掃除・整頓の苦手な私は、この日はキッチンの床掃除をしただけで、他の部屋は手付かずのまま放ってしまっていた。
日曜ということで、パザールの買い出しの後、ヨーグルトと黄桃のタルトを焼いてお茶にし、あとは日記の残りでも仕上げてから簡単な夕食の準備をしようと、のんびり構えていたのである。

もうひとつは、夫が実の妹エダと仲違いをしており、家には2度と入れないと宣言していたから。
2005年の正月にエスキシェヒルのエダの家を訪問した後、夫からはもちろん、向こうからも連絡ひとつなかったのである。
それが先々週のこと。夫のもとへイスメットから久しぶりに連絡が入ったという。アンタルヤに遊びに来るとは特に言ってなかったらしいが、連絡してくるということ自体、きっと遊びに来たいんだろうと読めた。
しかしセラップの家はいまだ完成せず、他に親戚もいない。どうするんだろうね~、と夫の顔を伺うと、夫は「ノーノー。泊めたりなんかしないよ。エダだって、うちになんか来るわけない!」と首を思い切り横に振っていたのである。

私は、一瞬迷った後に、覚悟を決めた。他に、どう言えるだろう?
私「泣き笑いもちろん、おいでよ。で、何時頃になるの?」
セラップ「夕方よ、夕方」
私「!?・・・・で、食事はしてから来るの?それともこっちで食べる?」
セラップ「う~ん、様子次第ね。来てから、考えましょう。じゃあね」

電話が切れた後、私のパニックは収まるどころかエスカレート。何から手をつけていいのか分からなくなったショックほえー泣き笑い
「夕方あ!?ムカッ
もう7時だよ!夕方でしょう?
朝から電話してくるならともかく、どうして今頃!?怒ってる
なんてこった!!」

私は、彼らが夕食を済ませてから10時頃に来ることを祈りつつ、とりあえず、彼らの寝泊りすることになるだろうオトゥルマ・オダス(居間)とサロンの掃除に大至急取りかかった。掃除機を出し、娘たちの散らかした小物だのゴミだのに悪態をつきながら、手当たり次第に片付けていく。終わったところからモップがけ。
しかし、サロンの掃除機がけが終わり、モップにかかったところで、チャイムが鳴った。娘たちのどちらかが帰ってきたんだとばかり思えば、なんと!もうセラップたちが着いてしまったのである!ショックわずか30分の猶予。。。

悲壮な顔をして掃除にかかっている私を見て、どうやらセラップもビックリしたらしい。なんと声をかけようか、という顔付きで、私の頭の先から足の先まで眺めながらサロンに入ってきたセラップは、「イスメットたちは、友達のところに会いに行っちゃったわよ」と、少し安心することを言ってくれた。

とりあえず、オトゥルマ・オダス、サロン、バーニョ(バスルーム)、トルコ式トイレまで掃除が終わると、一息するまもなく、夕食の支度。
まあ、急な訪問だし、近い親戚なんだから、できるもので容赦してもらうしかない。
パザールに行って来たばかりというのに、娘と家族3人分しか頭になかったから、冷蔵庫にある素材は限られていた。つくづく、朝から連絡があったなら、ミグロスに行ってお肉でも仕入れてきたのに、と思う失敗
結局、セラップの手を借りて、鶏肉入りのトゥルル(野菜たっぷりの煮物)と、ピラフとジャジュック(薄めたニンニク入りヨーグルトにキュウリのみじん切り、ディルやミントを加えたもの)という簡単な食事を用意。

食事の支度が整ったところで、タイミングよくイスメットとブルジュも到着した。イスメットとブルジュにとっては、我が家訪問は初めてになる。
これで大人は、イスメット、大学生のブルジュ、セラップ、9月から高校生になるエスマ、私と5人。子供は、上から5年生になるエレナ、4年生になるエミ、3年生になるスリア、2年生になるナナ、1年生になるギュライと5人の娘たちが勢揃い。
食卓は、大人数で一度に座れないので、最初に子供たち。その後で大人と、2回に分けて用意することになった。

食後には、たまたまパザールで買ってきていた種無しブドウ、黄桃、残っていたスモモを盛り合わせて出す。その後で、もちろんチャイ。
子供たちを寝させ、クッキーとウサギの食事を用意し、サロンに布団の支度を整えた後、バルコンで語り明かすイスメットやセラップたちを尻目に、私にはキッチンでまだまだ仕事が残っていた。
30分しか猶予が与えられなかったので、とても手の廻らなかった、普段から物だらけのカウンター上の片付けと、1週間も磨いていなかったコンロ周辺の掃除である。
11時半にようやくそれらの仕事が終わると、汗だらけになった身体をシャワーでさっぱりとさせた後、夫にメールで「イスメットたち来る」の報告。その後、子供たちがお腹を冷やさないか見て回り、クッキーの相手をし、トイレの交換などをして、床に就いたのは1時を回る頃であった。

(後編につづく)


いつも応援ありがとうございます。
こんなわけで、しばらく更新が滞ってしまっていました。
続きも順次更新していきますので、また遊びにいらしてください。
クリックの方も、よろしくお願いいたします♪


人気ブログランキング・バナー人気blogランキングへ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006/08/17 04:12:08 AM
[トルコ的生活/わたし的生活] カテゴリの最新記事


プロフィール

turkuvaz

turkuvaz

カテゴリ

フリーページ

●アンタルヤ移住記


始まりはいつも突然


海さえあれば


子供のこと


なにゆえにアンタルヤ


●アンタルヤの12ヶ月


∬9月―頭の痛い季節(1)月謝高騰


 (2)学校探し


 (3)相談


 (4)対決


 (5)待ち合わせ


 (6)学校巡り


 (7)休息


 (8)父兄懇談会


 (9)続・父兄懇談会


 (10)続々・父兄懇談会


 (11)続・続々・父兄懇談会


 (12)学校探し、再び


 (13)助言


 (14)その後―上の娘


 (15)その後―下の娘


∬10月―天国と地獄のあいだには(1)


 (2)一抹の不安


 (3)予感的中


 (4)楽園の風景


 (5)待ち受けていたもの


 (6)嫁の立場


 (7)アンタルヤへの帰還


 (8)心尽くし


 (9)家族の集い


 (10)天国への階段


∬11月―キノコ奮戦記(1)いざ松茸! 


 (2)キノコとの格闘


 (3)またしても空振り


 (4)キノコ恋しや


∬12月―チョルバの誘惑(1)


 (2)タヴック&メルジメッキ・チョルバス


 (3)イェシル・チョルバス、そして


 (4)チョルバへの誘い


∬1月―白い悪夢


∬2月―銀色の休日(1)予定変更


 (2)ダルヤンへ出発


 (3)ホテル探し


 (4)夕食での椿事


 (5)カウノスの遺跡


 (6)舟下り


●私の旅の案内役


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第1回


(1)目指すはベイシェヒル湖


(2)ファスルラル村への道


(3)ガイド少年


(4)教師の家


(5)湖畔の夕暮れ


(6)鯉料理


(7)聖なる泉


(8)湖水に浮かぶ


(9)湖畔のドライブ


(10)夢の跡


(11)帰路


(12)新たなる旅路


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第2回


(1)ムワタリ王のレリーフ


(2)カラタシュ野外博物館


(3)イェセメック野外博物館


●半日ガイド体験記(1)音信不通


(2)すれ違い


(3)再会


(4)苦肉の策


(5)最初の仕事


(6)日曜パザール見学


(7)車内ガイディング


(8)我が家訪問


(9)和食ピクニック


(10)最後の仕事



© Rakuten Group, Inc.
X