英国の外相が「テロとの戦いは誤りだった」と
述べたと、今朝のNHKラジオで聞きました。現職の閣僚が同盟国の戦争についてこんなに率直に批判するのは「極めて異例」、だそうで。。いわく、軍事力でテロとの戦いを行おうとしても、却って敵方を結束させることになり、有効ではない、軍事力以外の方法で戦うべき、というような内容だったとか。今、戦争を始めた張本人の任期が残り一週間を切ったような段階に来て、というのはありますが、言わないよりはいいのかもしれません。戦争を始めたときに言えなかったのでしょうかね。いや、始める前に・・・一度始めてしまったら、その戦争に反対することは至難の業なのだという思いが改めてします。イラク戦争の始まった頃は国民の90%がこの戦争に圧倒的支持を寄せていたのでした。戦争に反対するような人はそれこそ、「非国民」扱いされることも辞さない覚悟が必要だったことでしょう。どこでも戦争はこういうものでしかありえない、ように思われます。始めてしまった戦争、それに反対することは、「敵を利する行為」にも思われ、しかも熱狂的な戦争への支持が溢れかえっているようなときに、声を大にして「反対!」と言うことは今言うことより何倍か大変なことでしょう。戦争は、「始めさせてはいけない」、のですね。始めてしまったら、止めることがどれだけ大変か。どれだけ血を流せば、戦争がやってはいけないものだということがわかるのでしょうか?どれだけ血を流しても、今の為政者には一人一人の人間ではなく、ただ単に頭数にしか見えないのでしょうか?そんな、一人の人間の命の大切さがわからないような、情けない者たちには歴史の舞台から即刻降りてもらいたい!!とそのためにはそう人たちとこそ、“戦う”必要があるのでした。