Ｔiｅｒ’ｓ　Ｂｅｎｃｈ

キレる若者、ひきこもり、出歩き、携帯依存など、現代の若者が抱えてい

る問題の根底にあるのが、イマジネイションの欠如であるように思えてなら

ない。

　多くの若い人たちが、目の前の事態、現象にのみ反応して行動している。

　未来に自分を置き、あるべき自分の姿を思い浮かべ、現在をその実現のた

めの時とすることが出来るのは人間だけであるはずだ。

　その人間の特権を捨てて刹那的に生きる若者。未来に向かってひたすら努

力する者を「がり勉」と言ってばかにすることはできるのか？

　そのイマジネイションの欠如はまた、人を思う心も貧しくしていないか？

　人格を無視した、ロリコン、ストーカー等の性癖も同じではないか？

　イマジネイションの力こそが今の自分を変えることが出来る。

　今の自分をコントロールできないものが未来をコントロールできるはずは

ない。