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2006.07.29
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カテゴリ:教育 学力
 中学1年生で初めて出会う文字を使った文章題は、おそらく40人の生徒中

35人が苦手とする単元だろう。

 文章題を見たとたんに拒否反応を示す生徒は少なくない。

 文章の中にある文字と数字の関係を考えると訳がわからなくなるらしい。

 文章の中にある文字と数字の関係を式に表すことが出来ないようだ。足す

のか掛けるのか、引くのか割るのかが読み取れない。

 関係が複雑になれば式にするのも難しくなるのはわかるが、ごく基本的な

関係さえ式にできない。

 文章を読めば関係式が立つと思うのだがなかなかできない。つまり文章の

意味がわかっていないようなのだ。

 例えば「aはbの5倍である」という関係を式に表してみる。

 文章における「~は」は記号の「=」に置き換えられる。「~の」は「×」

に置き換えられる。したがって「a=b×5=5b」となる。

 「a個のあめを、一人5個ずつ人に配ると3個余る。」と言う関係は、

「x人に配った数とあまりを足すとa個である。」と言う文章と同じだから、

「5×+3=a」となる。「~すると」は「=」の意味だということが

わかる。

 もちろん問題文通りに式にすることも出来る。つまり「a個のあめから

人に5個ずつ配った残りは3個である」だから、「a-5=3」でもよい。



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Last updated  2006.07.29 16:12:17
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