Positive Thinking

現在、妊娠６ヶ月と半分。
まだ性別はわかっていないが、会う人みんなに「女の子」と言われている。
私は「どちらでもいい」と言いながら、
色白の可愛らしい女の子がピンクのワンピースを着ていることを想像し、
ニンマリしてしまう。

一方、夫は女の子ではない方が望ましい様子・・・。

今でこそ、少しは女らしくなった私だが、
子供のころ、男の子のようだったと自分でも記憶している。
兄の洋服を着るのが大好きで、遊ぶときも男の子とばかり。
写真をとるときも可愛いポーズは苦手で、いつも低い声で話す子。
なぜ女の子に生まれてきたんだろうと嘆いていたこともあった。

ま、ここまではよくある話で、そんな話をすると夫も笑って聞いていた。
しかし、ある日、母が録音した私の幼少時代のカセットテープを聞かせたところ、
夫はかなり衝撃を受けた様子だった。

テープの中の私は、多分２～３才。
４歳上の兄が私にインタビューしている。
「お名前は？」「何を歌いますか？」などなど。
それらの質問に、すべて怒鳴って答え、
音程もめちゃくちゃで怒鳴って歌う私がいた。
音が鼻息やらで潰れる始末だった。

一人っ子でおとなしく育った夫は、かなりショックを受け、
幼稚園時代、怒鳴ってばかりいる乱暴な女の子にいじめられていたことを思い出したという。
そして、先日、ふと、
「来年って亥年だよね？Twinkleみたいに、猪突猛進する女の子が生まれると困るな。」
と、ぼそっと言った。
「性格って生まれつきっていうか、親の遺伝子に左右されて、
　さらに一番身近にいる母親に影響を受けるわけでしょ？
　男の子ならTwinkleに似たほうがいいけど、女の子だと修正するのが大変だよ。
　俺が10年間の結婚生活でどれだけ修正に苦労したか・・・」

最初は「失礼ね！」と反発していたが、
おとなしいタイプの夫には私の行動が理解不能で、脅威と感じたこともあっただろうと
少し反省した。

いずれにせよ、「どんな子が生まれてくるか」、
それが私たちの一番の関心ごとであることは間違いない。