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2024年06月02日
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月のしずく (文春文庫) [ 浅田 次郎 ]
短編集。読了。

なんだかなあ、思い出してしまうなあ、、と思ったのが初めから2編目。
主人公が、23歳の女性で、パリに留学。父親の仕送り。親に内緒で同棲。
その恋愛の顛末。という話の筋なんだけど。

あたしも、同じ年齢で、留学したけれど、同棲はしていない。
(いいんですよ、同棲してもやることやればね。)
なこと、思考の外であった。
キャリアのため、オトコに伍して一人前のデザイナーになってやる!
と、勇んでいたものだから・・。
ガツガツと勉強とアルバイト(デザイン事務所)しておりました。
父親の仕送り。。あるはずもなく。生活力も鍛えられました。

小説、、とは分かっていても、性や年齢や、境遇が近いと、
自分事のように思ってしまう。

​​
流人道中記(上) (単行本) [ 浅田 次郎 ]
これを読み始めて、無事に?お楽しみなんですけど、。
最初の方の一つの文章が、突然、自分の思い出に繋がり、、。
主人公は19歳の若武者、優秀で剣術も抜き出ている。しがない足軽の家の
次男坊。例により、、養子の口がありぐんと身分の高い与力の家の
婿養子になる。がそこは、、針の筵・・。という場面で。
その文章と言うのが、、以下引用。p34初めの方。
「申し訳ございません」
 それだけを言って、深々と頭を垂れた。計らずも父母の本音を知ってしまったからには、たとえ一瞬たりともいたたまれなかった。引用以上。
これだけ。

…あたしは当時、21か22歳だったと思う。
父の再婚相手の継母と話していたときだ。
「あなたも玲子ちゃんのようであれば、いくらでも応援してあげるのに・・」
と、継母がいい、その刹那に、、あたしは、、
裸足で家を飛び出したのだった。(裸足がどこまで続いたかは記憶にないので
またそっと自分の履物だけは調達したのかもしれない。)

計らずも父母の本音、、(もうここを出て行って欲しい。)を知ってしまった。
からには、、たとえ一瞬たりとも!(本当に)いたたまれなかった。
そうそう、そんな気持ちだった。と、思い出したのだ。

わかるわー、主人公の気持ち。
と、一日中、思い出しては、反芻。を繰り返した。

(あ、玲子ちゃん、というのは、実家にゆかりの知人の娘さんで
楽器が得意で、イタリアのセントチェチリア音楽院に留学した
あたしより少し若い人の事)

ともあれ、
今のあたしは子猫の養子先が決まり、ホッとしている。のだけど。。





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最終更新日  2024年06月02日 07時41分37秒
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