テーマ:ブログ20年!(84)
カテゴリ:芸術的生活行為
いざよいのお月さま。 兵庫県知事不信任案可決の前日、つまり、一昨日の午後、 芸術の秋だった。図書館で、うちの市の書道のサークルの一つが恒例の 展覧会。 いささか興味がある方なので、その書道サークルも2つまでは、 傾向や、うまい下手の感じをつかむことが出来ている。 毎年今頃に決まってされるこのサークル、 みせていただく。見る人はまばら。図書館内のひそやかさ。 一番目を引く場所に、一番大きな作品があった。 字の大小で、値打ちが決まるわけじゃないが、やはり大きい字は 難しいようだ。 3メートル離れて、佇む。 ふむ。と。作品は縦長で幅一メートル、長さが3メートル?くらいか。 2文字。抽象に近い。 右横の、作品中央部の付近に、黄灰色の賞状のようなものが あった。その賞状は、作品の縦線を侵している。5センチほど。 賞状自体はB4くらいの大きさ。 遠くから見ると、上に貼ったように。レイアウトはそんな感じ。 その賞状のタイトルには、「知事賞」 とあった。へえ、知事賞貰いはったんや。と思った。 これが知事賞ねえ・・。ふううむ。 あれれ? 兵庫県知事 斎藤元彦 の、名前の4文字が、ボールペンでバッテン!してある! あら、。いやな感じだった。 あたしとて、兵庫県民である。このところの、騒動に関心が大いにあるし、 なんでまた、。。意固地に地位にしがみつくのかとか、 あり得ない!とかの、今の知事に対して評価しない方だから、 バッテンを付けた(そういう人間が存在する)方の気持ちは 理解するが、その行動は、あまり気持ちの良いものじゃない。 そうして、そのまま、バッテン付けた賞状を掲げる、、掲げ続けることに 違和感があった。 知事賞貰いましたー!を言いたいからバッテンは気にしないです。 という表現なのか? それでないと、この在り方は説明できないなあ、とか 知事賞、がそんなにうれしかったのか、 そうか、 フラッグはどうあれ、やはり立てたかったのだと、思って。 その場を去った。 「この人には貰いたくない」、という意思表示?なんだね。 貰いたい、貰いたかった、貰ったぜー、だけど、この人には 貰いたくない。もらって欲しくない!そんな、アンビバレントな感情を受け取った。 こうなると、 作品は二の次三の次、知事名の上のバッテンがモノを言い始めて、 その場所を去ってからも考え続ける。 表現とは、自己顕示欲とは、などなどなど・・。 最近は、自分の意見を伝えようとする意欲が萎えて来て、(うそ) その場で、カウンターに行けばよいのに 思いを引きずり、帰宅。 やっぱり看過できない。と思い、電話した。 あたしの名前を言うと、図書館の方は、すぐ分かって下さる。 ああ、あなたね。って感じ。だって、常連だもの。 電話をかけて、イキサツを説明し、いかがなものか。でクロージング。 ここで、 衝撃の事実を知ることとなる。 まさか、作者ご本人が、、そのバッテンを付けたのだとは! 図書館員の方もご存じだった。 ああ、あれですね。 書を書かれたご本人が、つけられたようです。 賞状は貼りたいが、名前が気に入らん、という事らしいです。 (それでぺケ、した) はー、言葉が出なかった。 いやあ、世の中には、いろんな事があるもんです。 彼、あるいは彼女、マズイ! (そういう解決方法を自分の作品に対してするか・・) 知事賞がそんなに欲しかったか。 総理大臣賞、でも(状況が同じなら)バッテンするか。 人はダメで、知事賞は見せたいか。 これねえ、、結構、深い問題なの。 あたしは、図書館の人に言った。 バッテン付けてまで、賞状を見せたいのですか。 知事賞貰いましたと説明書いておけばいいですよね。 (この よね は同意を誘う表現だからよくないなあ) なんか、、デモクラティックじゃない、民主主義的じゃない感じだ。 その人を支持しないならしないと 横に書けばいい。バッテンは子供じみている。幼い。 こんなに、雄大でインパクトのある作品が泣くわ。 結局、バッテンの印象だけ残ってしまう。 作品は、自分の子。 愛しましょうね。 ま、タイミングが良くなかったのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月20日 05時29分00秒
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