カテゴリ:芸術的生活行為
ウェブ上のお知り合いだが、こないだ、達人さんがこれいいですよ、と お勧めくださった、ヴァイオリンの演奏。HIMARIさんという若い女性、、 と言うか少女と言うか、、新しい才能である。 本当に感動して、彼女の演奏をユーチューブで堪能した。感謝。 このところの、あたしの心映えに癒しとなっていると書いてきて、 それは本当なんだけど、その、車谷長吉。 深く深く進むと、閉塞感が増してくる。(しかし楽しむことには変わりないが) でまた、顔を上げて、ちと、小休止。 アジフライの正しい食べ方 [ 浅田 次郎 ] このエッセイは、旅に関するものがテーマ。 さる航空会社の機内誌をまとめたもの。シリーズ化しているので、 また読み続けようっと。鋭意読書ちう。 本書中、サウナ、に関しての考察がある。項目を掲げて説明される。 以下引用p1325行目→ ③想像と思索の空間である。 (前略) ならば音楽はどうであったかと記憶をたどれば、これはかなり早い時期に導入されていたと思う。しかし思索をさまたげぬ音楽と、さまたげぬどころかサウナに適さぬ音楽があって、あれこれなやまされたことを覚えている。 サウナルームにふさわしい選曲と言うのは、耳にやさしい女性ジャズボーカルで、あるいは古い趣味だがパーシー・フェイスやマントヴァ―二などのビッグバンドも、さわやかさがサウナに適していた。その逆はあんがいのことにクラシックで、曲目にかかわらず発汗を強いるような押しつけがましさを感じたものである。むろん演歌は言うに及ばず。一緒に唸ってどうする。 しかし、今は懐かし有線放送の全盛期には、・・(後略) 以上引用p133より。(太字引用者) そう、音楽。 私小説(わたくし、と読みます)を突き詰めている車谷さん、 音楽苦手、と吐露されている。 これが、読み手の自分にとっての、閉塞感かな?と思い至った次第。 車谷さんはあたしより3つ上、浅田さんはあたしより3つ下。 こういう年齢的なものも、関係しているのかも。 その相対値はとにかくとして、絶対値が気になる、今日この頃である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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