人を育てるには、まず自分から
一年前、週刊誌で読んだのを思い出しました。トヨタの社長がホテルに宿泊した時の事。マッサージを頼んでいて、やって来たのは20代半ばの女性。横になり、マッサージしてもらっていて、女性は少し世間話をしてなごませようとしていた。話の中で車の話題、そしてトヨタの関係者と分かったので、女性は「私、センチュリーに乗ってるんです、中古だけどとても気にいってるんです。」すると、社長は、すぐさま立ち上がり「我社の車をお使い頂き有難う御座います。私、トヨタの社長をさせて頂いております。 」と、深くお辞儀をして言ったそうです。女性はビックリして、「私は中古で買っただけです。」すると社長は「トヨタの車をご使用頂いている方は、すべてトヨタにとって大切なお客様です。 有難うございます。」とてもすばらしい社長だと思いました。実は昨日、路駐していて、レッカー移動され、警察署に。そのあと保管場所へ、トータル1時間かかりました。自分が悪いのは分かっていますが、暑いのもあり、やっぱりちょっとムカムカしていました。 車に乗り込んで5分位走り、のどが渇いたのでコンビニへ。運が悪い時は重なるもので。出てきて車に乗り、キーを回した。 うんともすんともいわない。エンジンがかからない。 エンコなんて10年以上ぶり。JAFのカードは家に(持ってないと意味がない)、仕方なくトヨタに電話をした。(車はエスティマ・ルシーダで、この7年、トヨタ車しかのっていない。)主任に事情を話すと「バッテリーかセルモーター、あとは幾つかしか考えられません。 僕は納車があるので、吉田に行かせます。 少しだけお待ち下さい。」30分して吉田君が到着。 吉田って、誰か知らなかったのですが営業の格好の人が。よく見ると、いつもピットにいて、僕が車を入れると走って来ていつもニコッとしながら出迎えてくれた人。話を聞くと春から営業に変わったとかで、でもやっぱりにこやか。作業してもらってる間に5,6件電話が。彼は電話の相手にもニコやかでとても丁寧に話していました。忙しい中、駆けつけてくれたのが分かり、「ごめんね、忙しいのにこんな事に走らせて」 と言うと すぐに「お客様にいつも最善を尽くす事しか考えていません。」とまたニコやかに言いました。全てかどうかは、わかりませんが、社長の普段の、態度行動がこんな社員を育てているような気がしました。(注)ですが、僕はトヨタの広報部ではありません。(注)何も企んでいません。