乗りそこねた…
どうしよう… 彼にも終電の時間を聞いてみた。「知らない…」『ん?どうするの?』知らなかったら帰れないのに平気なのかな?と思ったけど、男の子だもんね、そんなこと気にしないわね わたしはもう随分イイ年なのに、親が心配性なので朝帰りはほとんどない ちょっと焦って「どうしよ…」と言っても、彼は慌てることはなかったので、帰れなくなって迷惑かけてるわたしの為に付き合ってくれるの?と勝手に思いながらも嬉しかった なので?開き直ってって言うか、もう慌ててもしょうがないので、まだこのままこの店で時間をつぶすことになった。窓の下にはタクシーが止まっているのが見えたけど、あんまりタクシーは好きじゃないし…『ずっと朝まで飲むのかな?』そんなにお酒に強くないし、お腹いっぱいで飲めないんだけどな…とか思いながらも、まだ一緒にいられることが一番嬉しかった。