[病院関連]の記事一覧 | チョケ犬　『くいな』

ボチボチと…

今日はくいなの診察日。しかも今日は術後初の血液検査を行う予定です。昨日の夜にご飯を食べた後、絶食です。普段から食いしん坊のくいなには「絶食」はタイソウ辛かったことでしょう。　　　　　　　「良い結果がでますように！！」困った時の神頼み…ではないですが、我が家は何かあるとお墓参りをする家族。なので私は今週入ってから毎日・毎日お墓参りに通っていました。「お父さん・おじいさん、土曜日にくいなの検査があります。２人ともくいなには会った事がないけれど、とっても可愛いワンちゃんです。大事な大事な家族なのでまだまだ私のそばでいてくれるよう、良い結果をだしてください」神様じゃないのに…変ですよね！そして検査開始！空腹時と食後２時間後の血液を採取し血中アンモニア値と総胆汁酸の数値を診ます。詳しい検査結果は１週間後に出るのですが、肝酵素の数値と血中アンモニア値の数値は出してくれました。　　　　　　　　　　空腹時　　　食後２時間後基準値（成犬）ALT 30 0～77 IUAST 30 　 0～50 IUALP 220 0～400 IU NH3（ｱﾝﾓﾆｱ）　　　215 40 0.0～98 ug/dl空腹時のｱﾝﾓﾆｱ値が異常な数値ですよね。本当は食後に上がるらしいのですが、くいなは手術前から食後より空腹時のほうがｱﾝﾓﾆｱ値は高く出ていました。主治医の先生は「まぁ…予想範囲内ですよ！気を落とさないでくださいよ。確かにｱﾝﾓﾆｱ値は高いですがまだ手術して２ヶ月ほどです。そんなに急激には良くなりませんよ！肝臓も小さいんですから…。でも肝臓の数値は正常になっているし、ｱﾝﾓﾆｱ値も手術前に比べたら低くなっています。ボチボチいきましょう。半年～１年間っていう感じでボクも考えていますので…。焦らず焦らずですよ」焦っているつもりはなかったけれど…もう少しいい結果を期待していただけにショックでした。でも、落ち込んだからと言ってくいなが良くなるわけでもナシ！今まで通りお薬と食事療法を続けて様子を見ていこうと思います。　　　　　　　　　　　ボチボチいきましょかぁ～

病気発覚・手術までの経過

くいなの病気・手術のことを話すと必ず　　　　　　　「なんで、病気ってわかったん？」と質問されます。そして楽天ブログでお世話になっているりんご１６さんのお宅で生まれたロケットくんも以前「門脈シャント」の疑いがあったとの事・・・。そこで、今までの経過を整理してみようと思いました。くいなは某ペットショップで購入しました。出会うまでの数ヶ月、ずっと色んなところをまわりネットで調べたりしていましたがナカナカ「この子だ！！」という子には出会えませんでした。でも、くいなをペットショップで見たとき、本当に運命を感じ（大げさですが）即決でした。出会ったその日に家族となりました。本当にスクスク育ちよく食べ・よく遊ぶ可愛い子犬そのもののように思いましたが、時々空腹時に嘔吐したり、疲れやすいというのはあったと思います。そして、出会ったペットショップにはくいなの兄弟もいたのですがくいなはその子よりも一回り小さかったのです。　　　　　　　　　健康そのものだと思っていた私はワクチン接種以外は獣医さんのところに行かず様子を見ていましたが、初めての夏を迎えるにあたって「フィラリア予防のお薬をもらいに行かないと・・・」と思い獣医さんの元を訪れました。「この子は初めての夏ですね。生まれたのが９月ということなので微妙にフィラリアの時期に被っています。強制ではないですが健康診断も兼ねて血液検査をしておいたほうがいいと思います。この子は見た感じ元気ですし、何の心配もいらないでしょうけどね」と言われ健康診断も兼ねて、本当に軽い気持ちで検査を受けました。結果…　　　　肝酵素の数値が正常の倍以上ありました。唖然とした私を見て獣医さんは「この子はまだ生後半年くらいですよね。パピーちゃんはちょっとしたことでもストレスと感じ血液検査の結果が異常に出る場合があります。とりあえず、様子を見ましょう！そして来月にもう１度検査をしてみましょうか！」普段の私はすごく楽天的で「大丈夫！大丈夫！」と軽く考える方ですが、今回のことは何だか心配で「来月と言わず来週にでも検査をしてください」とお願いしたくらいでした。そして１ヵ月、全然変わりなくくいなは元気に暮らしており空腹時の嘔吐も治まっていました。そして再検査をしてもらったところ…　　　　　　　　　　　　　　　　　「思っていたより深刻な状態です。肝酵素の数値が前回よりもさらに悪くなっていますし、追加検査をかけてみたところ血中アンモニア値もかなり異常な状態です。この子くらいの月齢でこういう結果が出るということは・・・考えられるのは先天性の病気です。今、一番疑われるのは門脈シャントという病気なんですが…とりあえず、早急に治療にとりかかりましょう！今日から投薬治療を行います。これは門脈シャントのお薬ではなく、肝臓を保護するだけのお薬です。もしこのお薬を飲んで検査結果が正常に近いものとなれば、門脈シャントではなく肝臓がちょっと痛んでるだけ…ということになります。２週間、お薬を試して見ましょう」愕然としました…。こんなに元気なのに…この子の体ではいったいどんな事が起こってるのだろうか…。ご飯を食べてフラフラと意識障害を起こすこともないし、しっかり成長もしている、何よりもこんなに走り回ってイタズラばっかりしてるのに…。何で…この子は生きれるのだろうか…。病院からの帰り道、涙が出てこんなことばかり考えていました。そして投薬治療を始めて２週間。嫌がるくいなの口に無理やり薬を入れ飲み込ませる日々。薬を入れても嫌がって薬を吐き出してしまうくいなに苛立って怒ってしまうこともありました。「なんで！お薬飲んでくれへんの？これを飲まんと死んでしまうかもしれんねんで！あんた！自分の状況わかってんの？」と泣いて怒った事もありました。怒られて・怒鳴られて怯えるくいなを見てまた涙が出て…何もかもがはっきりしない霧の中にいるようなこの時期が一番辛かったのかもしれません。そして、色んな文献やネットで「門脈シャント」を調べても出てくる結果は…『予後　不良』の文字でした。そして３回目の血液検査を実施したところ　　　　　　　　　　　　「肝酵素は前回よりも改善しています、お薬は多少効いているということですね。ただ…改善しているとはいえ、アンモニア値は高い状態です。門脈シャントという病気の確定診断は開腹しての血管造影でしか出来ません。お腹を開くということは体に負担がかかります。門脈シャントの疑いは強いのですが、僕の中では６０％の確率です。とにかくもう少し検査をしましょう。次回は空腹時と食後２時間後の血液検査をし血中アンモニア値の変化・総胆汁酸の値を調べましょう。食事をすると小腸で食べ物を消化する際にアンモニアが発生します。なので食前より食後の方がアンモニア値が上昇します。その変化の検査をしましょう。もし、次回の検査の結果が悪ければ…紹介状を書きますので大阪府立大学の先生に意見を伺いましょう。ココでも検査はできますがなるべく設備の整ったところでしてもらうほうが成功率は高いです。この子は僕が疑うくらい本当に元気です、なので必ず生き抜いてくれると思います。飼い主さん！頑張りましょう！！」そして次の検査の予約を取り帰宅しました。くいなと一時も離れたくない！と私は考えるようになり、仕事を辞める事も考えました。そして４回目の検査、今回は時間がかかるとの事で半日間病院にくいなを預ける事となりました。結果　　　　　　　　　　　　どちらも食後の結果です。食前・食後での大きな変化はなかったのですが、やはりアンモニア値は高く総胆汁酸の結果も最悪のものでした。「大阪府立大学に行きましょう。手術方法の説明は詳しく向こうでしてくれるとは思いますが、完全にシャント血管をふさいでしまう方法とシャント血管に器具を挿入し少しずつ閉塞させていく方法があります。ただ、シャントではなく肝臓そのものに問題があるならば、残念ながら経過観察となると思います。この子の肝臓はしっかり働いてくれています。僕は大丈夫だと思っています。前向きにいきましょう」そして府立大学へ２回通院し手術となりました。くいなは本当に運が良かったのだと思います。シャント血管はビックリするほど太く、肝臓には殆ど血液は流れていなかったそうです。手術の際、血管造影でシャント血管を確認し、仮止めをし肝臓への血流を確認したところ全て綺麗に肝臓に血液は流れ、小腸の血管の圧もそんなに上がらなかったそうです。現在はシャント血管は完全に閉塞し、萎縮していた肝臓が再び大きく戻ってくれるのを祈るのみとなっています。

変身～！！

退院した時は・・・　　　　　　　　こんな感じでどう見てもしんどそうな感じだったのですが、日に日に少しずつ元気を取り戻してきています。お腹の痛みもマシになっているらしく、昨日は玄関の上がり框（実家の）を飛び降り今日の朝は階段をかけ上がり、家中を走り回ってました。このえりまき姿で・・・。なのでお腹のガーゼやテープは毎日交換に通ってますが、一時間ももたなくなっており、気が付けば『びろーん』とはがれてきますテープを貼っているところの皮膚もテープかぶれをしちゃっているため今日はNEWアイテムが登場しましたその名も・・・　　　　　　　　　　　全身タイツでは、そのお姿披露していただきましょう！！　　　　　　　　クビまわりにあった青いエリマキも無くなりスッキリとした姿！！前から見ると、普通にお洋服を着ているような感じに見えますが、後ろ姿を見ると　　　　　　　こんな感じで上から下までのツナギ姿もしくは全身タイツ姿になります。動物病院の動物看護士さんがミョーなおしゃれ心を演出してくれて、尻尾の上にリボン結びを施してくれ、クビは季節外れのタートルネックとなっております。　　　　　　　　　　　「くいなさん、着心地はどうですか？」　　　　　　　たしかに、暑そう！でも、くいながガーゼを外そう外そうとするからやで！！抜糸まであと約２週間。しばらくこの格好で我慢してください！！くいなの表情を見ていただけるとわかるように段々と元気になってきています。経過は良好で心配されている腹水の貯留や痙攣も全然起こっていませんし、食欲も良好です。ただ、下痢が続いているのが心配ですが、病院の先生の話によると入院・手術・痛みのストレスによるものでしょうということです。

無事に

　　　　　　　　　　　　退院しましたぁ♪無事にお家に戻ってくることができました。血管造影の所見を見せてもらったのですが、すごく太いシャント血管がありました。これからしばらくは・・・　　　　　こんなにたくさんのお薬を飲んで、肝臓療養食(l/d)を食べて頑張っていきます。　　　　　やっぱりまだまだ、お腹は痛そうですが・・・元気もあまりありません。表情もドンヨリ・・・。週１回の診察で様子を見ていきます。

今日の　くいな

昨日の「手術成功電話」でかなり号泣した私子供のように「ヒックヒック」言いながら「せんぜいぼんどうに・・・あでぃがどう・・・ごだいばじだ」（訳：先生、本当にありがとうございました）を連発していたので、先生も「今話ししてもアカンわ」と思ったらしく早々に「じゃあ、また明日の朝に報告します」と電話を切られました。そして、今日の朝「おはようございます、昨日の夜よりも今日の朝のほうが元気になってます。少しずつですがご飯も食べてくれてますし、お水もしっかり飲んでくれました。腹水の貯留も今のところないですし、痙攣も起こってません。低血糖発作もないです！順調そのものですよ、安心して今日のお仕事頑張ってください。それではまた夕方にでも報告の連絡しますね」そして夕方「くいなちゃん、元気になってきてますよ。チョコチョコ歩いてくれてますしお外にも出たそうにしています。それにさっきすごくいいウン○をしてくれました。まだちょっとお腹は痛そうですがね。でも血液検査でも異常は見つかっていません！！ただ・・・ご飯をあまり食べてくれないんですよ・・・。寂しいのか痛いのか・・・。なので状態も落ち着いているので自宅療養をしてもらったほうがこの子にはいいんじゃないかって思いまして、明日お迎えこれそうですか？時間は合わせますよ！」とのことなので明日の夕方退院となりました。これからも食事療法と投薬治療は続きますし、不安も残ります。色んなリスクはありますが、くいなの状態・様子を見ながらユックリと治療をしていきます。　　　　　　　　このまま、良くなってくれますように！！お外で元気に走り回れますように！！早くみなさんにいただいた元気をお返しできますように！！

手術終了

本日手術日でした。最初の説明では午前中からの予定でしたが、午後2時からの手術となりました。午後9時47分、主治医の先生から連絡をいただきました。「連絡遅くなりました、今手術が終わりました。シャント血管はやはり見つかりましたが、完全に閉塞することができました。麻酔からも無事に覚めてくれたのでひとまず安心です。ただ・・・48時間はしっかり経過を見ないとわからないのでまだまだ安心とまではいきませんが・・・。とりあえず手術は成功です」ご心配おかけしましたが無事に手術成功したそうです♪こはるさん、リックルート先生、sugar saltpooさん、わっちゃん、yasayuさん、komeyome先生、ぷりんママさん、チョリ　　たくさんの方々に支えて応援していただきました。本当にありがとうございます。普段、クールな彼氏も今日はホロリときたみたいです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな姿が早くみなさんに見せれますように・・・。

入院日

今日からくいなとしばらく離れ離れ…寂しい気持ちでいっぱいですが、手術の成功・病気の完治を願って送り出そうと思います。しばらく我が娘は修学旅行にでも行ったとマインド・コントロール　　　　　　　　　　　　　　　　「ママ、また泣いてんの？」　　　　　　　　　　　「泣いてばっかで会社の人や患者さんに迷惑かけんように」　　　　　　　　　　　　　　　　　「泣くなって大丈夫やから」　　　　　　　　　　　　　　　　　「退院したらご馳走期待してるでママもご飯しっかり食べてよ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「そしたら、そろそろ行きましょか！」　　　　　　　　　　　　　元気に戻ってきてくれますように・・・お願いします。

決まりました

今日の午前中、やっと府立大学に電話をしました。そうです、くいなの入院・検査（手術）を正式にお願いする電話です。本当に悩みました。こんなに元気なのに開腹してもいいのか？麻酔が覚めなかったら…。色んな悪いことを考えました。でも開腹しないと確定診断ができない…ということは原因追求ができない…治療が手遅れになるかもしれない…。　　　　　　　　「どうしよう…どうしよう…どうしよう…。」私は訪問看護ステーションでリハビリの仕事をしています。以前は病院で働いており、その時にあるお医者さんが言ってた言葉を思い出しました。「元気だから、今は痛くないから、我慢ができるから手術・検査を後回しにする。そうして限界に来たときに手術と言われても、その時は状態も悪くなっているし体力・筋力も落ちている…。やはり術前の状態がいいほうが予後もいい！」あの時は他人事だった言葉が今になって思い出されました…。　　　　　　　　「よし！手術をしよう。くいなを信じよう！」私の決心には賛否両論があると思います。もう少し様子を見れば…投薬で様子を見ればいいのに…。確かに私もそう思いました、でも私は少しでも長くくいなと生活を共にしたい！私の支えになって欲しいし、私もくいなに頼られる・信頼されるママでありたい…！だからこそ決心しました。パソコンに向かっている私の足元にはくいながいます。「まだぁ～？」っていうお顔をして待ってくれています。こんな日が長く続くように、私と一緒にドンドン歳をとってくれるように…。　　　　　　　　　　　　　入院日　７月３１日　午後　　　　　　　　　　　　　手術日　８月　１日　午前　　　　　　　　　　　　　　

検査結果・・・

昨日の夜、府立大学のくいなの担当の獣医さんから電話をいただきました。内容はこうです。「検査結果が出ました。外科の先生にも意見を伺っていたので連絡が遅くなりもうしわけありません。結論から言うと・・・開腹し血管造影・肝生検をし確定診断をしたほうがいいでしょう。それでもし門脈シャントで手術適応であればそのときにできますし・・・。どうしますか？手術をせずに様子を見ていくっていう選択肢もありますが、でもやはり血中アンモニア値が高いのでいつかは意識障害が出てくるとは思います。」「手術して良くなりますか？」との私の質問にも「それは開けてみないとわかりません。門脈シャントでも手術ができないものもありますし、シャントではなく肝臓が線維化していたり、生まれつき肝臓が機能していない子もいますので、もしそうであれば開けてもそのまま閉めるということになります。その後は投薬で様子を見ていくという事となります。どうされますか？すぐには決めれないと思うのでまた連絡をください。」との事です。色々考えた結果、開腹し検査・手術をしてもらう方向で考えています。良い結果を期待していただけに・・・ショックです。　　　　　　　　　　　　　