テーマ:写真日記(2109)
カテゴリ:ココロ模様~徒然なるつぶやき
日本はいつどこで大きな地震が起きてもおかしくない島国です。
常に意識しているわけではないけれど 地震速報を見るたびに、日々の暮らしは とても不安定なところで成り立っているのだと 思い知らされます。 今月は能登に大きな地震があり 実家が心配で、先日、家を見に行ってきました。 同時にこの機会に、ずっとずっと気になっていた 植木などを伐採してきました。 幸い、地震の影響はほぼなく 家の換気や掃除、地震の備えなどもできました。 母にも面会して来られました。 元気そうで良かったです。 一緒に暮らしていた頃は、自分自身が常にいっぱいいっぱいでした。 穏やかにのんびり母と暮らすというのとは かけ離れた生活をしていましたので もう後戻りはできませんし 母も今の生活が居心地良いのだろうと思えて 良かったと思えています。 家を守るということは、母にとっては 『家族』より『器』である家自体を大事にする事だったのかなと思います。 私にとっての『家』は、家族あってのもの。 その大きな考え方の違いがあったから 今のようになったんだなと思いますが それぞれの想いの深さというものを否定することはできないですし 間違っているとも言えないと思います。 今でも時々、実家で暮らしていた頃を思い出します。 大抵は、辛かったことが多いのですが 今日ふと、そんな中でも癒しを見つけて 暮らしていたなと思えました。 でも、そう思うとき必ず胸が痛むのです。 だから、今の私のできる範囲で 私流の『家を守る』ということを続けます。 いつも思うのは、人生はとても短いということ。 ぼんやり生きていた時代が長かったこと それだけは少し後悔しています。 それでも今のような濃い毎日を過ごせるようになったことは 幸いだと、ありがたく思っています。 今回の帰省でも、友人たちには会えませんでしたが 親戚の人や恩師に会えて、力になっていただけて 人とのつながりの尊さも感じました。 向かう時は重かった心が、帰りはかなり軽くなりました。 先のことを考えると不安だらけなのですが 不安を吹き飛ばすように力を出すしかない! そんな気持ちです。 初めて能登ワインに行って来れました。 曇天で、少し肌寒かったですが 見晴らしの良い気持ちの良い場所で 広がる葡萄の木々を眺めて癒されてきました。 海のある景色も、やはり眺めるたびに少し胸が痛みます。 うまく馴染めなかった生まれた土地を 愛おしいと思うから痛むのだと思えています。 千葉に戻る時必ず、見送ってくれる 両親の手を振る姿に手を振り返しながら 『これで最後かも』 と思って胸が痛んだ頃が愛おしくてたまりません。 いつか帰る場所は 長い年月離れている間に そうではなくなってしまっていたこと。 それがどれだけ寂しいことなのか 知ってしまったことが。 長い時間をかけて、たくさんの荷物を積んで 千葉に戻ってきたと実感できた瞬間 ホッとしました。 大変でも今は こうして遠い地で母や家を思い 自分たちの近い未来を考え 日々をただ精一杯生きること。 今日の気持ちの良い風を 一瞬の心の凪を大切にしたいと思うのです。 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 ブログ村のランキングに参加しています。 応援クリック! よろしくお願いいたします(*´꒳`*) にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.05.28 14:27:45
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