ある受刑者の話
先日のテレビで、女子刑務所の話をやっていました。ある受刑者の話です。彼女が幼い頃は、両親の深い愛に恵まれ、幸せでした。ところが或る日、父親は母親の浮気を疑いました。そして、そこから家庭は崩壊していったのです。父親は母親に暴力をふるい、その矛先は、まだ高校生だった彼女に。彼女は卒業後、父親の経営する会社の事務をしながら、四六時中、父親の監視下に。何度か母親と2人で逃げ出したのですが、すぐに見つかって連れ戻され、その都度、父親の暴力は更にひどくなっていきました。そして包丁を持ったまま、部屋の前で彼女を監視していた父親がうとうと眠り始め、包丁を落とした瞬間、彼女は、その包丁で父親を殺したのです。彼女が今、思い出すのは優しかった時の父親。彼女は、取り返しのつかない事をした自分を責めているようでした。私も彼女になっていたかも知れません。ただ、彼女と私が違うのは、私には、そんな優しかった思い出がない事。一緒に逃げてくれるはずの母親が、とうに死に追いやられてしまっていた事。本当の幸せに出会うスピリチュアル処方箋に、こんな事が書かれていました。殺したいほど人を憎んだ経験は、決して無駄ではありません。(略)空腹感があるから、『ああ、おいしい』と感じることができるのと同じように、人間関係が上手くいかない時があるから、人と解り合えた時の喜びが大きいのです。努力があるから、それが報われる幸せがあるのです。苦しい経験は、次に訪れる喜びの前兆です。苦しみから逃げずに、深く向き合えば、その分、魂は磨かれて強い光を放つようになるでしょう。今、苦しみと向き合っている彼女の魂が、磨かれて強い光を放つようにと祈らずにはいられませんでした。ちょっといい占いちょっといい女のお話ちょっといい手作りあれこれ 幸せへの旅立ち離婚ちょっと待って!ちょっといいお仕事さがしタイトルの左下の言葉、時間帯を変えて読んでみてくださいね~ちょっぴりセクシーな、ちょっといい女の秘密の部屋続ちょっといい女の秘密の部屋ちょっといい女の詩人気blogランキングへ