「ブラインドタッチ」と「タッチタイピング」
タイピングを語る時にごく自然に出てきた言葉、それが「タッチタイピング」なんですが、パソコン暦の長い人には「ブラインドタッチ」のほうが、ピンとくるのではないでしょうか。「ブラインドタッチ」と「タッチタイピング」はどちらも意味することは同じであり、「タッチメソッド」とも言います。 2000年のIT基礎技能講習が始まった時、コンピュータのインストラクター業界では「ブラインドタッチ」は差別的表現なので「タッチタイピング」と表現するようにと指導がなされてました。それまで、「ブラインドタッチ」の表現に慣れてた私は、その時初めて意識して「ブラインドタッチ」と「タッチタイピング」について考えるきっかけとなったのです。 確かに、「Blind-Touch」は和製英語のようで、英語では「Touch-Typing」や「Touch-Method」の表現を使っているということがわかりました。また、タイピングしている状態を感覚的に考えてみると、目が見えない状態でタイピングすると言うより、指の感覚でタイピングしていると言った方が正しいような気がしたのです。「ブラインドタッチ」は差別用語だ云々より「ブラインドタッチ」よりも「タッチタイピング」のほうが私には理に適った表現だと思ったわけです。 すっかり今では、「タッチタイピング」が私には自然な表現になってます。 みなさんは、「ブラインドタッチ」と「タッチタイピング」、「タッチメソッド」どちらで表現していますか? また、「ブラインドタッチ」と「タッチタイピング」、「タッチメソッド」ではどちらの用語がよく使われていると思われますか。 それぞれGoogleで検索してみました。2004年12月20日現在、検索結果は以下の通りです。 64,700 件「ブラインドタッチ」 41,400 件「タッチタイピング」 2,270 件「タッチメソッド」「ブラインドタッチ」がまだまだ多いですね(^^ゞどちらでなくてはいけないと言うものではないと思います。ただ、日頃、タイピングで「ものを考え、ものを書いている」人には「クリエイティブタイピング」という表現がピッタリだなあと思ったりもするのですよ。ちなみに、「クリエイティブタイピング」でGoogleで検索すると、意外にも結果は0件です。「Creative-Typing」にすると、280件もありましたよ。これはおもしろくなってきましたねえ・・・タイピングを、紙に書いたものをただ単に清書するためのものとする定義は、これからの時代当てはまらないのではないでしょうか。 タイピングしながら考え、考えながらタイピングする創造的活動のことを「クリエイティブタイピング」と表現するのは、いかがでしょう(*^_^*)