時の記念日
2005年6月10日(金曜日)読売新聞の夕刊の「漢字発見!」というコーナーに面白い記事がありましたのでご紹介∞~~~∞~~~∞太陽の動きが教える∞~~~∞~~~∞時 「日」(太陽)と、発音を表す「寺」(動くこと)を合わせた字です。昔の人は、太陽の動きで「とき」のたつのを知りました。 きょうは「時の記念日」。天智天皇が日本で初めて水を利用した道具で時間じかんを計った日と言われています。 「時を計る」ための道具を今は「時計とけい」と書きますが、これはあて字なのです。江戸時代までは「土圭とけい」でした。古代中国の日時計のことです。「時計」と書こうと考えたのがだれかはわかりませんが、実にうまい書き方ですね。 ものごとをするのにちょうどよい機会は、「時機じき」 「時節じせつ」といいます。こちらの「とき」は、時計では計れません。ふだんからしっかり準備して、じつくり「到来とうらい(やって来ること)」を待ちましょう。 (監修かんしゆう・前国立国語研究所長・甲斐睦朗かいむつろう)「土圭」と書いて、「とけい」とよんでいたなんて、知らなかった。そして、「時計」があて字であるというけれど、「土圭」もあて字見える。ちともう少し詳しく由来などを調べてみる必要がありそうだ。