「東京タワー」リリーフランキー(再び)
「東京タワー」、読み終わって感動しちゃったのでまたブログ更新。人が心を動かされる本に出会う・・・・、本の中に自分をだぶらせて感情移入してしまうということなんでしょうか。その主人公が自分との共通点が多いほど感情移入しやすくなるんでしょうか。わたしはこの本の中では「オカン」になってました。一人息子がいるからでしょうね。それで感情移入していろんな部分で涙しました。「その気持ち、わかる、わかる。」「そういうもんだよ、息子よ~~~(号泣)。」みたいな・・・。それと・・・この本は、義弟のカツオ、いえ、マグロ君が「こんな、怠けた男の話は読みたくなくなったっす!!」って言ってたのを、「それでは私が。」と、借りたのでマグロが半分くらい読んであり、しおりが挟んであるので、彼がどこまで読んでいやになったかがわかるわけですが・・・最初は「こんなおもしろい本、わからないなんて、マグロはあほちゃうか・・。スポーツばっかりしてないで、本も読め~。」って思っていたのですがそのしおりの場所に近づくに従い、マグロ君の気持ちがわかるような気がしてきました。複雑な家庭環境がマグロ君に似てるかな・・・。幼い頃に父を亡くして母親に育てられたマグロ君には、読むにはつらい内容だったのかな・・。そして、まだ読んでいない部分に描かれたオカンの病気までがマグロ母と同じ。それはまだマグロ君は読んでいないので「いい本だから、全部読んだら?」って勧めようと思っていた私を悩ませます。マグロ君、お母さんも亡くしてるからね。思い出させちゃうかな。いい本です。息子がもう少し大きくなったら読ませたいな。