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カテゴリ:珍騒動
現在私はQueensにある3LDKアパートに間借りをして4人の日本人ハウスメートと住んでいる。
そのアパートはそもそもハウスメートの一人の50代女性画家が下の階に住んでいる中国人大家からアパートごと一括賃貸をしているもので、彼女を通して私を含めた他のハウスメートが間借りをしている。 ところが彼女の健康上の事情により、アパートを手放し、日本に来月15日をもって永久帰国するということを、1ヶ月前の先週金曜日に聞き、我々もそこに残ることができないという理由で、それぞれ引っ越さなければいけないということになった。 NYCに来てから1年半ずっと住み続けた家を離れなければいけない、しかも、新しいアパートを見つけ、引越しを完了させるまでにたった1ヶ月しか残っていないという日程的に厳しい状況にたたされ、金曜日の夜は「NYCで家なし子になったらどうしよぅー」と気もそぞろだった。 本当は来年に入ったら新しいアパートでものんびり探そうかなと考えてはいた。 今回昇給もあったことだし、又仲良く遊んでいる仲間で元ルーミーHくんもちょうど引越しを考えていて、「今度よかったらまた一緒に住めるアパートを探しませんか?」という話がちょこっとあったこともあった。 金曜日の夜、Hくんに以上の内容を伝え、じゃぁとりあえず不動産を通して物件を下見に行こうということに。 土曜日の朝、アポを取って、以前もお世話になった日系不動産に訪問し、エリアや予算の希望などを聞いてもらう。 はじめはやはりマンハッタンに住みたかった。 私の会社やHくんの学校はWest側なので、UpperWestやMidTownWestなどを第一希望に御願いしてみた。 しかしUpperWestは安くても1ベッドルームで$2200以上。 特にWest側はEast側に比べて賃貸料が高いらしい。 もちろんマンハッタンなので、部屋の大きさもかなり小さくなる。 不動産の方のアドバイスでQueensのAstoria地区に2件、又比較的安いUpper East83 StとYork Aveの物件1つを同日に見せてもらうことに。 Hくんは都合により今日は物件を見に行けないので、彼女のMちゃんがデジカメと共に同伴してくれた。 こうなれば善は急げだ。決める時に決める。いいと思ったら即決しなければ、NYCの物件は1日の違いで他にとられてしまう。 物件との出会いとは運命的なものがあり、自分の気にいったものが手に入るかどうかは運がいいか悪いかでしかない。 不動産によると今時分から2月は物件数が非常に少ない時期だという。 寒くなればなるほど、人も移動したくなくなるから物件もでないだろうし、又9月が始業となるアメリカでは6月から8月が一番物件が豊富になる反面、数時間の差で即別の人の手に渡ってしまうという激戦期間でもあるという。 ならば、今は物件数は少ないかもしれないが、1日2日考える時間と余裕はどうやらありそうだ。 1件目は最寄り駅から徒歩1分。しかも私とHくんがそれぞれ通勤通学に使用するメトロが乗り入れているので非常に便利なロケーション。 10分も歩けば、Astoriaの中心部分の街道があって、にぎやかな商店街やお店、こじゃれたおいしいレストランやBarなどが軒を連ねている。 閑静な家族住宅内に一件目の物件。 アパートはDuplexと一般に呼ばれているタイプで、室内の階段でつながっている一軒家の2階と3階部分両フロアを占有できるタイプ。 これが驚くほどに広い! 一階にはリビング、ダイニング、6畳部屋、バスルームがあって、2階シャワールーム付マスターベッドルーム(8畳)と個室6畳がある。 実はこの家、不動産を5つ持つ6人家族の大家さんAndrewが住んでいる家で、家族には手狭になってきたので、愛着を残しつつ別の大きめの家に引越しをするという理由で、今回市場に物件が出たという非常にラッキーなケースだったようだ。 大家さんが住んでいただけあって、このアパートは非常に温かい雰囲気がただよっていて、あと2年3年とNYで生活するんだったら、こんなところでゆったりと暮らしたいとすら感じさせる「ぬくもり」を残す家で大変気に入ってしまった。 大家さんも非常に親切な方で、親日家。 アパートはキッチンから浴室など大部分をリノベーションしてくれるため、我々の手に渡るときはほぼ新品物件となる。 しかも電気以外のユーティリティーがすべて込みコミ!! セントラルヒーターもタダなので長くて厳しい冬の寒さにも悩まされることもない。ヒーター代が1ヶ月で$1000を超えることも稀ではないNYでは、これはかなり重要! この好ロケーションでこの条件、この広さで$2000は安いと思う。 もう一人ルーミーを募集して3人で住めば、一人当たりめちゃ安い!! 一件目の物件でこの好感触を受けたので、私もMちゃんもテンションあがりまくりっ。 「意外とこの引越しは新しい新生活を気心知れた友人と出発させるという意味で、楽しいものになるのかもしれない」と思ったり。 その後もう一件Astoriaの物件およびUpper Eastの物件を下見に。 2件とも1件目のホッと落ち着く家の「ぬくもり」がなかったし、特にマンハッタンの物件を取得しようとなると、1ヶ月分の家賃の40倍の収入が必要になり、更にテナントの財政調査やクレジットヒストリーなどをすべてチェックされるという厳しい審査もあるらしい。 要するに所得の低い社会人や学生には手に届かない場所なのだ。 ロケーションも最寄駅から遠かったり、間取りが友人通しで住むには狭すぎたりと、マイナスな部分が結構みられた。 その点一件目の物件は100点満点。非の打ち所がない。 お互いのプライバシーも守りつつ親友と楽しい共同生活ができる絶好の環境を発見した私とMちゃんは、同日の夜、Hくんと緊急会議。 見てきたものをすべて伝え、彼もその話ですごく乗り気になってくれた。 するとそこに不動産の方から電話。 私が「ぜひあの物件をホールドしたいので、月曜日にもう一度Hくんと下見に行かせていただいていいですか」と聞くと、 「別の人で同物件をとりたいという人がいるらしい。大家さんはぜひYUKOさんたちに住んでもらいたいと言っているのだが、賃貸業の世界では、敷金を大家に納めたもの勝ちなので、明日の早朝にこれるようだったらそうしてみたらどうか」と言われ、日曜日午前中にもう一度お金を持って物件を視察することになった。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 17, 2005 04:07:54 AM
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