Brooklyn Diner + カーネギーホール コンサート
今夜は前から気になっていたダイナーBrooklyn Diner(57th Street &7th Ave)でディナーを食べてきました。ダイナー好きなんですよ、私。あの独特の外観とか、レトロな内装とかブース席とか。ディスプレイされたケーキとかメニューとかみちゃうと、身体に悪いとわかっているのに、どういうわけだかバーガーとかシェイクとか、普段は欲しないものがついつい食べたくなっちゃう。雰囲気も大事なのがアメリカ料理なのかもしれないなーと思いますね。さてこのBrooklyn Dinerは表向きのカジュアルさとは裏腹に、レストラン内は結構シックなんですよね。テーブルクロスがテーブルにちゃんとしかれていて、さすが57thの7th Ave.に所在をおくだけあって、来店してくる人も身なりがそこそこ良かったりする。My Buddy Kくんはダイナーご自慢の15-Bite Brooklyn Hot Dogに挑戦。巨大ビーフ100%の肉塊がそのままバンに入っている豪快さで、長さは30Cmはラクに超えていたと思います。お味はGoodでしたよー。でも、このHotDog、二人でシェアのほうが身の為かもね。私は隣のお客さんが食べていたものがおいしそうだったので、店員に「同じものをください」とオーダー。どうやらTHREE-HOUR HUNGARIAN BEEF GOULASH というもので、いわゆるビーフシチューです。3時間も煮込まれていただけあって、お肉は超柔らかくてほっぺたが落ちそうになりました。Noodle kugelというラザニアのように層になったパスタがサイドについていて、これが甘い。パスタとパスタのあいだには、どうやらプリンのようなものが入っていて、結構おいしかったですよ。今夜はカーネギーホールのコンサートチケットを同日の朝に急遽購入したんです。というのは私の大好きなMozartのRequiemを演奏するということを発見したから!!いろんな作曲家がレクイエムを書いてますが、個人的にMozartが一番大好きで、CDで聞くたびに鳥肌が立つくらいシビれる楽曲なんです。「一度生で聞きたい!できればカーネギーで!!」とずっと思っていたので、偶然に今夜やるということを知った私は速攻で$50のシートを購入。$50の出費は痛いですが、音楽はやはりケチれませんし、なんといっても「芸術の秋」ですからね。せっかくNYCにいていいクラシックを聞かないのはもったいない。普段は仕事でHipHopやR&B、Rockなどを扱ってますが、もともとクラシック畑の私ですし、たまにクラシックに戻るとやはり精神が満たされるものがあります。当日買ったので、座席は最前列右側と、オケやクアイアの音の飛び方を考えるとあまりよい席とはいえませんでしたが、それでも音の渦に巻き込まれたあの感じはたまらなかったです。Orchestra of St. Luke'sDonald Runnicles, Principal Conductor Celena Shafer, Soprano Kristine Jepson, Mezzo-Soprano John Tessier, Tenor Nathan Berg, Bass-Baritone Atlanta Symphony Orchestra Chamber ChorusNorman Mackenzie, Director MOZART Ave Verum Corpus, K.618 PÄRT Fratres (Version for Eight Cellos) MOZART Requiem (Levin Completion) 今回の演奏に選ばれたテンポ設定はちょっと私の好みよりもあっさりと早いもので、もっとたっぷり歌わせてもいいのでは?という不満もありました。座席の位置や演奏などを考えて、今夜のレクイエムは75点でしょうか。おいしいごはんにいい音楽。平日にしてはなんともカルチャーな秋の夜長といったところです。