089076 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

 “お笑い”哲学論のページにようこそ!

 “お笑い”哲学論のページにようこそ!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Freepage List

旅に出ようよ!


宿泊予約≪楽天トラベル≫


安い割りに予想外に良かったさぎの湯荘


湯布院(大人の二人旅に)


新しくきれい湯原温泉の米屋


北九州はここ!山の中に離れの庵が6軒


蒜山はいいね!


贅沢!広島宮浜温泉「石庭」


有名すぎ!長門湯本なら


アウトドア&スポーツのリンク


お勧め!アウトドア・グッズ


新しくてキレイ!吉和村


私が利用したショップです


本屋さん≪楽天ブックス≫


激安ブランドショップ


「ドンキホーテ」 のリンク


楽天<DVD市場>


輸入雑貨&ホビー


ジュエリーなら


能力アップしたい!


メガネが安い!


楽天1位のダイエットクッキー


バッグ・小物・めがね・サングラス


香水 コロン パヒュームが安い


●私の素顔は?


◆はじめに◆


◆自己紹介◆


●私の仕事は?


◆「ウソつき」の弁明と検証◆


◆信用に関する論証◆


◆信じられる根拠◆


◆健康論◆


◆人間的成長と老化と加齢についての考察◆


◆「幸福論」(「不幸論」)◆


◆超好意的女性論序説◆


★☆写真館本館☆★


☆写真館別館☆「晩夏」


☆写真館新館☆「晩秋」


☆写真館☆「初冬」☆工事中


◆超好意的女性論概説≪1≫◆


超好意的女性論概説≪2≫


超好意的女性論概説≪3≫


女性の強さに関する分析


◆事実の多面性と不幸について◆


◆心の健康を計る◆


◆心の健康を謀る◆


◆現実に則した自己分析◆


◆言い訳は事物の現象学的還元か◆


◆男性論≪前書き≫◆


男性論≪1≫


男性論≪2≫


男性論≪3≫


男性論≪4≫


工事中


工事中


◆りすとらんてにて◆


◆満足と不満の弁証法的分析◆


◆悩める人への助言◆


◆悩みを解消する方法◆


◆死を考える◆


◆顔と個人の特定と認識◆


◆性欲についての見解◆


◆私の居場所◆


変身願望についての考察


◆人の欲望について◆


欲望〔その所有という物欲〕


欲望〔その所有という概念〕


欲望〔その所有という観念〕


欲望〔その所有という蓋然〕


工事中


◆私は神様じゃない◆


◆神様に願う◆


◆人間の大きさと態度◆


◇message◇


◆私の仕事ぶり◆


◆前略、私の依頼人様◆


◆ついに、催促の電話◆


◆私が愛した男たち◆


男は単純か?不可解か?


◇恋愛の格言◇


◆失われゆくもの◆


◆首が回らない◆


◆首を回すな◆


◆肉体の不思議◆


◆心の不思議◆


◆心の悩み◆


◆その記憶は本物か?◆


◆その愛は本物か?◆


◆人生における繰り返し◆


◆占いについての考察◆


◆自他の区別と恋愛での錯覚◆


◆他人の理解と誤解◆


◆規則的正しい生活時間◆


◆クリスマスについての考察◆


Comments

 U.E.マッケンジー@ Re:おもしろいブログ... cocorさん >はじめまして^^おもしろ~…
 cocor@ おもしろいブログ... はじめまして^^おもしろ~い!! たまに…
 U.E.マッケンジー@ Re:でも、ちょっと、(10/20) jasminicさん >ラストが悲しいわね。 …
 U.E.マッケンジー@ Re[1]:パートタイムラヴァー(10/20) 育児・子育て きらりさん 恥じめまし…
 jasminic@ でも、ちょっと、 ラストが悲しいわね。 私はハッピーエン…
 育児・子育て きらり@ Re:パートタイムラヴァー(10/20) こんにちわ そうですね。 では、…
 U.E.マッケンジー@ Re:あら?(10/03) jasminicさん >これってフィクションだ…

Favorite Blog

phil・o- [flou] :p… :*:.*☆ちびっこ2世☆*:*:.さん
・得する「年金プラザ… ふかの1944さん
  横浜の税理士佐… 横浜の税理士佐藤亜津子さん

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

U.E.Mckenzie

U.E.Mckenzie

November 22, 2004
XML

よく私は、「不可解だ」と言われます。
それ自体は、よく言われる言葉なので、気になりませんが、それとは別に「男は単純だ」という意見も多く聞きます。

はたして「不可解」なのか「単純」なのか、考えていると仕事の締め切りを忘れてしまったので、またこんな文章を書いてしまいました。


―男の理想の男についての考察を交えて―


昔から多くの人に言われているように、女性は不可解です。
女性は「男は単純だ」と高言して男を軽視し、自分たちは、不可解であるのをいいことに、好きな事をし放題です。
しかし男は、女性が考えるほど単純ではありません。


映画館で『COLLATERAL』を見た帰りに、黒澤明監督の『椿三十郎』のDVDを借りてきて見ながら、男の理想的(というより夢想的)ヒーローについて考えてみました。


男は、ハードボイルドなアクションや黒澤監督の浪人者、やくざ映画、昔の西部劇などを好みますが、これらには男の求める理想が明瞭に描かれています。
それにしても何故、これが理想なのでしょうか。
実際に目の前にいたとしても、現実には、普通の女性は見向きもしない最底辺の男の姿のはずです。

これらの主人公は、身元も、経歴も、何を考えているのかも、はっきりしません。
そもそも、出身地、出身校、キャリアなどが、ものをいうのとは違う世界に生きているようでないと理想の男とは言えません。

主人公は大抵くたびれた中年で、家庭も持たず、身寄りも無く、持ち家もない。
友人もいない。
いかなる組織にも属しません。
孤独で、貧乏です。

服装は、着の身着のままで、ダンディズムとは異質な価値で生きています。
人から、どう見られようと意に介しません。
粗食に甘んじ、グルメでもワイン通でもありません。
粗野で品が無く、不潔ですらあります。

ハードボイルドの場合、主人公はしばしばアル中で、タバコが止められず、探偵事務所を開いていても、ほとんどスラム同然の場所です。
最下層の生活と言っていいでしょう。

恵まれないのは人間関係と物質面だけではありません。

どんなに貧しくても、楽しく暮らすということも有り得るはずですが、主人公たちは、心の傷を負ったりしていて、面白おかしく暮らしているということはまずありません。
人生に疲れ、鬱々として楽しまない毎日を送っています。

女性には、こういう生活を夢想する男の心理が理解し難いかも知れませんが、男はどこかで、このような生活に憧れ、主人公のようになれたらどんなにいいか、と思っているのです。

もちろん主人公は物語の中で活躍しますが、その結果、主人公の生活は改善されるわけではありません。
むしろ場合によっては、心の傷が深くなるなど、生活はさらに悪化します。
ハッピーエンドで終わる場合でも、主人公自身のハッピーエンドではありません。

多くの場合、物語の結末は、いずことも知れぬ所へ立ち去るというものです。
例えば『椿三十郎』では、椿三十郎はいずこへともなく立ち去りますが、手には荷物らしい荷物も持っていません。
普通に考えれば、雨が降ったらどうするのか、寒くなったらどうするのか、途中で腹が減ってファミレスが開いてなかったらどうするのか、などと心配は尽きませんが、毛布や折り畳み傘などを持っていたら、それこそ許せないでしょう。

こういう物語の主人公が所持してはならないものは多いのです。
とくに許されないのは、折り畳み傘のような姑息な持ち物です。
他に、着替え、ティッシュ、実印、預金通帳、割引回数券、スポーツジムの会員証、スーパーのポイントカード、名刺、携帯電話、鏡、エッチな本などがあります。
これらは、我々が普段、必需品と考えているものですが、理想の男がこれを所持するのは許されません。

一口で言えば、ホームレスであり、さらにダンボールや紙袋すら持っていない状態でなくてはならないのです。
要するに、自分を守る物、自分を飾る物、生活を快適にする物は現金です。(←「厳禁」の変換ミスです)
幸福、希望、安全、確実、終身雇用などは敵です。
もちろん、福祉や老後の安定や健康診断などとも無縁です。
野良犬や一匹狼のような生活が理想なのです。

物語には女性も登場しますが、これは主として主人公の男にふられるためです。
男は追いすがる女(これは美女で、性格も申し分ない、もったいないと思わせる女性でなくてはならない)を振り切って、立ち去る必要があります。
なぜ、振り切らなくてはならないのか明らかではありません。

とにかく「おれはそんなガラじゃない」とか「おれに付いて来ちゃ不幸になるだけだ」といった漠然とした理由によって女を振り切らなければなりません。
「女にはモテるが、相手にしない男」でなくてはならないのです。
この見地からすると、女といちゃつく男ほど、みっともないものはありません。
(別の見地からすると、これほど、うらやましいものはありません)

「どうせ相手にしないのなら、モテなくてもいいだろう。モテるだけ、厄介ではないか」と思われるかも知れませんが、女を振り切るためには、まず女に追いすがってもらわなくてはならないのだから仕方がありません。

安定を嫌うためか、誰かの下に就くことを潔しとしないためか、有利な就職の誘いがあっても「おれの性に合わねえ」と言い捨てて、立ち去らなくてはなりません。
それを見て、会社でリストラを恐れている男が「よし、そうでなくちゃダメだ」と喝采を叫んでいるのです。

こういう主人公にどうして憧れるのか、女性にはとうてい理解できないでしょう。
男である私自身、理解できないのです。
とくに不可解なのは、このような理想を抱いているにしては、現実の男は理想と違いすぎる生活をおくっている点です。

厳しい禁欲的な生活に憧れるくせに、現実には金や女を追いかけ、暖衣飽食の生活を求めています。
一匹狼に憧れているくせに、現実には孤独を恐れ、家族や同僚の顔色を覗っています。
幸福や快適さに目もくれない男に憧れるくせに、現実には、幸福な家庭を夢見て結婚し、マイホームを建て、貯金し、リストラを恐れ、毎日風呂に入り、老後を心配し、病気を恐れ、ダイエットし、スポーツジムに通い、話題のレストランに行き、趣味を持ち、子供に希望をつないでいます。
要するに、現実の男は理想と正反対の生活をしているのです。

女性の場合、いくら不可解だといっても、このような理想と現実のギャップはありません。
女性は、美女がいい男と結ばれる物語を好みますが、現実でも、物語のヒロインのような美しさと若さを求め、いい男と結ばれる事を望んでいます。


この点では女性は単純です。
単純すぎると言ってもいいでしょう。
どうしてこれほど単純でいられるのか、不可解でなりません。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 16, 2004 08:43:32 PM
コメント(7) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X