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カテゴリ:身体の瑚話
この前「身体のこそばしい処は・・・」という記事を書いた時に、こんなコメントを頂きました。
『今回のお話で面白いことに気がつきました。上の娘は最近は脇を触られるとこしょばがりますけど、以前はそういえば、こしょばしても、無反応のときがありました。 (略)・・・下の娘は、目を見ながらこしょばすとこしょばがるのですけど、見てないときは、全然どこを触ってもこしょばがることがありません。 自分のことを思い返しても、昔母にだっこしてもらったとき、ある時期まで脇を触られても全然こしょばくなかったのに、あるときから急にこしょばくなりました。今は、脇も当然ですが、身体の後ろを人が通るとこしょばいです。』 これを拝見して思った事がありましたのでお断りして記事に致しました。 さて、「こしょばい」とか「触られて弱い」処は気が滞っていたりちょっと弱い処だったり する・・・というのは前回の記事で書かせて頂きましたが、 そのほか、人に触られて弱い処の代表に「脇」と「足の裏」があります。 このどちらも普段はカバーされていて人に触れられる事が少ないところですね。 ちなみに「脇が甘い」という言葉は相撲用語らしいですが、 相手に脇をとられると、まわしを取られたり, 両差しになられたりして体勢が不利になることから, 『守りが甘いことの喩え』として会話に利用されるようです。 という事は、 こそばしいという事は身体さんが「他者」の「気」や「気配」、「接触」に対して 「弱いから気を付けて~」「守りが甘いよ~」と教えてくれているいう感じでしょうか。 で、今回のお子様のお話ですが・・・。 以前も記事に書いた事がありますが(何処に書いたかは不明 orz) 子供は生まれた時に親のオーラというか親の氣の守護に包まれています。 反抗期はその包まれていた守護の氣より、子供自身の氣が成長してそのガード(殻)を破るように接触する時に起きるといいます。 守りは『愛の心』から来ているので『父母の愛』で包まれている子もいれば『祖父母』や『母』『父』など色々ですし、子自身が今まで頼って同化していた割合もあります(爺っこちゃんとかぱぱっこちゃんとか)。 (人によって多少違うかもしれませんが反抗期にはそのガードの比率と子供自身の同化度で家族の中でもより反発しやすい人とかが出来るような気がします。) という訳で、 小さい頃は守護という形で大体は「親」と同じ性質の氣に包まれているので、 『親』を『他者』として見ないとかいうのが「親にくすぐられてもこそばしくない」 原因の一つだと思います。 また『目を見るとくすぐったくなる』のは、これまた他者と自己の認識に関係があると思います。 赤ちゃんや子供は『他者』を認識して、その他者の行動を学習する事で「表情」や「しぐさ」「行動」が生まれてきますし、『人』ってこんな姿でこんな風に手を使うんだとか背中ってあるんだ・・・とか自分の目で見えない自分の身体を、目で見える他人の身体から『自分の身体』として認識して行きます(で、目で見た後に「口に運びます」←口の感覚器官が一番発達しているから。なんでも口に運ぶのは「見た」ものを「実感」する為なんですね。) この行動のもっとも初発は『共同注視』といわれて、 赤ちゃんに微笑みかけるとあかちゃんも笑うというような「視線」から「真似」=学習をする脳機能の一つにみられます。 だから赤ちゃんの目をみて話しかけたりあやすことは大事なんですねw。 なので、目は他者を意識する「窓」の一つなので、目をみると親でも他者と認識しやすくなってくすぐったくなるのかもしれません。 ちなみに「自分で自分をくすぐってもこそばしくない」というのは、 自分だと自分の行動を脳が予測出来て「こんな感覚がくる」というのも予測出来てしまうので いちいち反応しなくてもいいと判断するからだそうな。 他者からだと、予測が間に合わないようですね。 つまり氣(注意)が散漫になっている=脳が感覚情報を素早く処理できない苦手な場所・・・ でもあるのです。 けど、子供ちゃんの中には誰にくすぐられてもこそばしくない子もいらっしゃいます。 どうしてでしょう?。 そんな子供ちゃんの中には「子供ちゃんにしてガードがしっかりしている子」も居ますが、 どうもごくごく一部のようで、多くは「自我(我と他)との境界線がまだはっきりしていない子」が多いようです。 良うふうになれば、分け隔てない子という感じになりますが、 ちょっと間違えると、『他者の気持ちが分かりにくい子』になりやすい・・・という可能性も あるようです。 予防するためには、 *しっかり目を見て話しかけてあげる。 *親子一緒に水や土、草など自然に触れさせてあげる(他「者」が難しければ自己以外の「世界」を教えてあげる)。 などが有効なようです。 今日は、難しい内容になりましたが ほんのご参考になればいいなぁ。 ではw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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