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カテゴリ:ほんの日常から
今日は1月7日人日の節句でしたね(ああ、微妙に昨日になってしまった:汗)。
現在節句には3月3日上巳の節句・5月5日端午の節句・7月7日七夕・9月9日重陽の節句と一年の奇数月奇数日ありますね。 奇数は「陽」の数字で、同じ陽が重なる日は陽が強くなり陰(影)が濃くなるので厄払いしましょう、という風に定期的に厄を払うメンテナンス日の様な感じだそうです。 1月1日も奇数なのですが、この日は大晦日に「除夜」をしていることと、 新年で国や人全体が「祝い」を行うので大きなエネルギーが発揮され、それ自体で大きな厄払いになるそうです。 なので元旦はちょっと抜いて1月7日を人日の節句としたそう。 けどなんで「人日」なの?というと、 『古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていた。そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていた。by ウィキペディア』 という事だそうで「人」から「害」を避ける日という意味で節句になったようです。 (けど今日は、もう少しで追突事故になる所でしたー。車さんや見えない皆に助けてもらって感謝です!) ちなみに、節句で邪気を払うのにそれぞれ植物が採用されています。 私は昨年の前半は「地脈と花」というテーマで上仕事が色々あったのですが、 花や植物は地脈のエネルギーを溜めて放出してくれる力があります。 (森林浴もそうだし、花を見ると癒されますし、桜のパワーなんてスゴイですもんねw) 3月3日は「桃」、5月5日は「菖蒲」、7月7日は「笹」(これは邪気払いというよりもお盆(精霊送り)の行事と重なっており笹は精霊の依代になるとされてます。)最後の9月9日「菊」と全て植物が関与しているように、 人日の節句も「七草」が厄払いに出てきています。 昔の正月は今の2月でしたので、それこそ雪解けの中、大地と日のエネルギーから一番に芽吹く野草と、冬の間雪の中で耐え忍んできた底力を持つ根菜を頂いきましょうwというのに最適だったんでしょうね。 今は時節は昔とちょっとずれておりますが、こういう機会を通して自分の身体を振り返るメンテナンス日の存在は大事にしたいというのと、植物の精霊さんに感謝してその存在と和合するっていう機会も素敵ではないかと思っています。 元来自然ととても仲良しだった日本人。 日本は「二本」で、「他と融合して形をなせる力を持つ」と書いてある本がありました。 お箸も二本ないとものをつかめません。 二本のお箸は離れているそれぞれ独立した棒ですが、 それを握る「手」によって、あっという間に仲良しで「仕事」を成す事が出来ます。 この場合の「手」が日本のエネルギーであり、 また日本人の大事な気質の一つではないかと思っています。 瑚月の部所では最近20代前半の部員の『伝統行事』への関心が高まっていますw。 この話もかいつまんでしっちゃったという知ったかぶりっ上司(爆。 けどなんか嬉しいんですよね。 今ともすると野菜は年がら年中同じ物があり、 365日店は開き、「ハレ」と「ケ」の区分けがつかなくなってきています。 毎日が一緒って、これまた「飽きる」んですよね。 人生に飽きるには勿体無いほど、まだまだ日本も「生きることも」も面白いと思います。 生活の中で自然や神、精霊に波長を合わせる「節句」。 もし良かったら、生活のちょっとしたエッセンスに今年は楽しんで見てはいかがでしょうか。 追伸> 今年は某PCにあったレシピを見て七草粥を作って見ましたが、例年になく美味しかったですwww。 (ご飯を半日以上水につけてから、出汁と塩と根菜を入れてコトコト1時間半。最後にきざんだ青菜を入れて2~3分蒸して出来上がり。 野草味があるのでお子様には不向きかもしれませんが、この苦味が美味しいと感じるのは「大人の醍醐味w」かもしれませんですねーーー←) 七草さんありがとーw。 今年も元気でありますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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