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カテゴリ:日常
実家には15匹の猫と1頭の犬、それに不特定多数のノラ猫がいる。
下の姉(アキ)は我関せずという感じで猫の世話をしないので主に拾ってきた犯人(母のテルミ)がひとり世話をしているのだが、仕事をする傍らで猫の世話をするにはどうにも猫の数に対して人間の割ける労力に限界があるらしく、よく泣き言が聴こえてくる。 上の姉(ミホ)が嫁いでいってしまうまでは餌やトイレ用砂の買出しも餌やりもトイレの掃除も病院への搬送もミホを小間使いのようにコキ使って車で走らせたりして自分はひたすら楽をしていたテルミだったのだが、最近アキの非協力な姿勢を見続けてようやくミホの献身的さを噛み締め反省したようなので、現在はアキが嫌がる用事の場合は私が車を出したりしている。 先週は猫を車で動物病院に連れていったところ、ペットキャリーに押し込めていったのに猫の毛が車中に散乱し、いつ車に乗ってもくしゃみが止まらない状態になってしまったので車内清掃を余儀なくされたし、また先日などは外飼いの犬を自分の車でこれまた動物病院まで連れて行ったところ、窓ガラスを舐められてガビガビにされたり車がそこはかとなく犬臭い臭いに染まってしまって閉口した。 今日はテルミが風邪を引いてゾクゾクすると言うので、懲りずに動物の世話の手伝いである。本日は猫の餌やり。 実家の家事の中で最も時間がかかり、かつストレスが溜まる仕事だとテルミが脅すのでおそるおそるだったのだが、なんの事は無い。他の猫の餌皿に首を突っ込むような猫の頭は軽くはたいてやり、後はテルミの書いたリストの通りに餌をやって、猫が満腹になるまで餌を足してやるだけの仕事だった。 一旦頭をはたかれた猫はおとなしく自分の皿が出るのを待っているだけだしテルミが言うような餌皿を持っている人間に飛び掛る粗相も全くないし、なんて事ないじゃん、と言いながらキャットフード用の匙で餌皿に継ぎ足し継ぎ足しの作業を繰り返している私と、洗濯物を取り込んだり自分の食事を済ませたりしながらハンカチ噛みそうに悔しがっているテルミ。 要するにテルミが猫に舐められているだけだったらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年05月21日 23時22分45秒
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