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テーマ:療育現場で働くみなさ~ん(41)
カテゴリ:仕事のこと2
この教室は私が関わっている遊び教室の中で、もっとも純粋に遊びたくて保育所の所長先生とはじめた教室である。
土曜日と言うのにもこだわりがある。 教師だった頃、平日の保健センターの行事に全く積極的に参加しなかった私は、同年代の母親とも出会うことがほとんどなかった。 そして私の住んでいるこの小さな町には、育児サークルもなかなか定着しない。 小学生対象のわんぱくキッズ自然塾や他の町で保健センター主催の遊び教室を仕事としてやらせてもらっているノウハウを自分の町で役立てたらと思っていた。 健診で声をかけるわけでもないし、小さな町なので年齢を絞って、一般に公募しているところから違いがある。 それにやっぱり土曜日と言うのも保健センター事業ではなかなか実現しないものである。 ただし、保育所の所長先生と言う強い味方を得て、財政は町にバックアップしてもらっている。保育士さんも3名、そして臨時講師として2名の体制を取らせていただいている。 一応町の子育て支援事業として掲げているようだ。 子育て支援センターのように普段集まる場所もないこの町には、画期的といえば画期的か。 参加者の中には普段ケアする側で追われている、保育士さんや保健師さんも自分の子どもと母親として参加してくれている。 その他学校の先生や常勤で働いているお母さんも何人もいる。きっと貴重な休日、家事もたまっているし、ゆっくり寝ていたいだろうけど、参加してくれていると、土曜にしてよかった~と思う。 おかげで、参加者も常時12~15組と結構にぎやかである。 しかし、すっかり涼しくなってしまった今日、受付の9時45分になってもだれも来ない! どうしたんだ~。なんて心配をよそにポチポチと来て、10時過ぎには結局10組14名の子どもたちが集合した。 どんなにおもしろいと思うことをやっていても、一緒にやりたいと思う参加者がいないと始まんないからな~。 今日は秋の草花や実を取りに保育所の周りに散策に出た。 椿の実がおちて、大きな種を発見したり、よくみると小さな花もたくさん咲いている。 ここは自然の宝庫。遠くまで行かなくても、いくらでも自然観察ができる。 草花への興味を促進するため、新しい物を見つけたら、お母さんにシールを1枚洋服につけてもらうようにした。 もちろんそれを楽しんでいた子もいたが、ほとんどの子どもたちが必要なかった。まだまだいくらでも外にいられる…。というくらい自然を楽しんでいた。 運良く小さなどんぐりも落ちていて、みんな群がって、まるで全部採りきるまでは動かないぞという勢いで採っていた。 採った草花は大きな白い紙に広げてみた。早速種類別に分ける親子、色別に分ける親子…。 緑に色付けしたダンボールの台を用意し、金銀に色付けしたマカロニとともに収穫物を思い思いに配置して写真フレームを作った。 どちらかというと、子どもより大人の方が配置に気を遣って目を輝かせていた。 こんなことに没頭できることが貴重なんだよなあ。 途中から参加しに来た親子がいた。今日初参加。遅れてきてはじめてなのだが、「こんにちは」など何も言ってこなかったので、こちらから声をかけた、意外にも初対面ではなかったらしく、「T町で遊び教室やってますよね」と逆に言われた。どこかで見たことあるなあと思っていたが、そこじゃない。 私もいろんなところに出没しているので、どこであっていてもちっとも不思議じゃないけど…。 でも、何かここに楽しんできたと言う感じでもない。…なんで参加する気になったんだろう???口を開くとあの時は○○先生がいたよね。とか、あの先生の考え方はちょっと…とか批判めいたものが伺える。なんとも不思議な雰囲気。 自己紹介もちょっとインパクトがあって、みんな潮が引いていた。 ニューキャラクターだよなあ・・・。 後半に私に向かい一言「ここは趣旨が違うんだあ…」「そうなんです。」と思わず言ってしまったが、何を比較したかったんだあ? 遅刻してきた上に、帰りもほとんど何も言わず終了前に帰ってしまった。 このような方は一人加わるだけで集団の雰囲気と言うのは一変する。巻き込まれないように、そして、何ともかたくなな彼女の雰囲気をこれからどう崩して、笑わせるかがやりがいのあるところですなあ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.10.16 21:43:14
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