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テーマ:療育現場で働くみなさ~ん(41)
カテゴリ:仕事のこと
こんなことは滅多にないが、午前は心理相談、午後は別の町の3歳児健診だった。
お昼を食べる暇もなく、移動中にコンビニにかけ込んだ。 そして本日のトータル相談件数約20件。 ここまでくると最後の方は本当に放心状態だった。 午前中の1件は保育所入所を気にしていたKちゃん。 どうも雲行きが怪しかっただけに、すごく心配していた彼女だ。 「他の専門施設に…」なんていわれていたが、ないんだからしょうがない。 というよりやっぱり、同年代の子どもが与える刺激だって必要だ。 …と思っていたら、明るい表情でお母さんが現れた。 面接の感触はまあまあだったようだ。 よかった~。 これで落ち込んでたらどうしようかと思った。 集中したのは午後の15件以上。 小さい町なので健診の対象となる子ども自体は少ない。 今回も20人ちょっと。 保健指導に当たっている保健師さんも信頼してくれて、 ちょっとしたことでも気がついて、私と話す機会を設けてくれる。 これは、すっごく嬉しいことである。 しかし、山積になった問診票を横目にちょっと「クラ~ッ」ときてしまった。 就学前の子どもたちがここを訪れるのは、この3歳児健診の後はないといっていい。 発達に関しても、ここで通過するとわからないまま小学校へ入学する前に表面化したりする。 だから、やはり慎重に対応すべきである。 正直、この短時間にパッパと話してすむ問題じゃない。 きちんと話したら1時間くらい欲しいところだ。 満足に話も聞けやしない。 この健診での対応で行政や健診自体に不信感を持つ人だって少なくない。 つとめて事務的にならないように、急いでいるけど、せっかく待ってくれていたんだから、ゆっくり丁寧に対応するように、そしてその先の糸口がつかめるように…。 ことばの教室につなげる子も何人もいる。 でも2~3ヵ月後に再び会うようになるので、そのときには名前や顔はしっかり覚えているとは言いがたい。 そういうときは思いっきり、後ろめたい気持ちになる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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