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テーマ:療育現場で働くみなさ~ん(41)
カテゴリ:身近なこと
小学校の特別支援教室の研究会の講師として招かれた。
もう、現役常勤教師は退いているので、そんな講師なんて…。 だったが、ここの先生が養護学校に講師として勤務していた時、一緒に複数担任をしていたという間柄。 昨年度、たまたま講師をお願いしていた先生が病気になってしまい、ピンチヒッターをしたのがきっかけだった。 良かったのか悪かったのか今年度もお邪魔することになった。 まあ、小学校に現場を大腕振って見られるなんて、そんなにある機会じゃないし、しかも講師だから、意見を言う権限までいただける。 いいのかなあ~なんて思いながら、楽しませてもらった。 とりあえず、特別支援教室の…だったが、普通学級でも困っていることが山積みらしく、そのうち1年生と5年生からの要請で授業を見せてもらうことになった。 1年生の算数にお邪魔した…途端に1人教室をとび出した。 どうやら悩みの種はこの子らしい。 授業中もなかなかのもの。 様子を見るつもりが思わず支援に回ってしまった。 そのせいか教室全体が落ち着かない。 もう一人ティームティーチングの先生は入っていたが、 それでももう一人くらい欲しい感じだ。 次に5年生…と思いきや、少人数で算数をやっていた。 本来の5年生のカリキュラムとは離れたところをやっていた。 一斉の授業での進度に追いつかない子どもたちを、このクラスで教えているのだそうだ。 「うわー、こんにいるんだー。」 正直驚いた。 授業を見に行かなかった学年からも、色々な子どもたちについて質問がきた。 人前でどうしても発表できない子。 友だちとのトラブルなどですぐ固まってしまう子。 漢字だけ何故か書けない子。 いろんな子がいて当たり前なんだけど、1対30数人の中での対応に苦しんでいる。 「現場は大変なんだなあ~。」 でも、そうなるには理由がある。 勿論本人に何かあるかもしれないけど、それを受け止めて対応できなければ問題は解決しない。 随分偉そうに言っちゃったけど、私は小学校の教師じゃないから、実際は一人一人に合わせて教材を作ったり、対応する余裕がないのが現実なのかなあ。 何も準備の要らない、ことばのかけ方をちょっと工夫する意識だけ持てれば、少しは改善されるんじゃないかなあ…。 来年度ここにお世話になる子どもたちも多い。 できることなら手伝いたい。 どうしても文部科学省と厚生労働省の管轄は壁になる。 まさにこれぞ縦割り行政。 そんなこと言ってる場合じゃないと思うけど…。 先生方がんばって~!という感じだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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