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テーマ:障害児と生きる日常(4432)
カテゴリ:仕事のこと3
春一番。
教室になっている保育所のまわりは畑ばっかり そして恐ろしや杉の木が黄色になって隣接している。 空が黄色に見えるのは気のせいじゃあるまい。 強風にあおられながらみんな教室にやってきた。 もうすぐ卒園の子どもたちが多い。 卒園と同時にことばの教室も修了・・・といきたいが 簡単にいかない。 今、がんばらなきゃいけないことは、ずっとがんばらなきゃいけないことだったりする。 でも、小学校にうまく橋渡ししてあげるしかないんだよね。 分かっているけど、特例で6組の子どもたちが教室継続となった。 ・・・と言っても、経過を見るくらい。 おそらく3ヶ月に1回くらいになっちゃうかも。 最初の橋渡しをしたら、やっぱりここは修了しなくちゃいけない。 きっと自分が心配でしょうがないんだと思う。 本当に出会った子どもたちをトータルで見続けられたら、 どんなにいいだろうと思う。 でも、私は就学前の子どもたちとがんばるのが仕事だし、 これからもどんどん新しい出会いがある。 卒業すれば、今度会うときは成長した姿を見て、 昔を懐かしむ位でいいのかもしれない。 嬉しいことがあった。 今日は予約に入っていなかったお母さんが突然教室に現れた。 「あれ?今日だったっけ。」 なんて思っていたら、 ずっと前にお家でやってみることを勧めたビーズののれんを 「完成しました!」 とわざわざ見せに来てくれた。 本物の針を使って、決まった色を通さなくちゃいけない そののれんは、やりたいことをやりたいようにさせて欲しい その子とやるのは大変だったと思う。 ビーズの色を数えて、 竹に穴を開けて、お家でできるように作ったその教材は、 何人かの親子に渡してあるが、 手間の割りに、なかなか家で時間をとってやってもらえなかった。 他の教室ではこれが集中力や色・数を覚えるのに かなりの効果があったので、お墨付きの教材ではあったが、 「作っても、無駄だったかなあ~」 なんて、もうあきらめかけていたところだった。 途中からは勧めるのも辞めてしまった。 完成させてもらえただけで報われた気がした。 「よくがんばったよ!ありがとう!!」 見せに来てくれたその気持ちと、お家でコツコツやってみようと がんばったお母さんの姿が浮かんで、 とってもあったかい気持ちになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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