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テーマ:障害児と生きる日常(4433)
カテゴリ:仕事のこと3
保健師さんや保育士さんを対象にした講演会があるというので行ってきた。
講師は大きな病院の神経精神科の先生。 今年戻ってきたばかりの先生で、子どもも見ていると言うので、 どんな先生か興味津々のところ。 この病院で発達面は主に小児科の先生が診察していただけに、 その役割についても知りたいところであった。 講演会の内容は、 ADHDとPDD(広汎性発達障害)…軽度発達障害の基本的な捉え方と関り方。 一応私の専門分野ではあるので、改めて…というう感じでもなかった。 とても感じのいい先生で、途中何度も質問の時間を設けてくれた。 その質問を聞きながら、 もしや現場は医療的援助の仕方を求めていると言うより、 教育的援助の仕方を求めているのではと感じた。 「自閉症だと思われる子どもが高いところを好み、このような場合どのように対処したらよいか。」 「クラスに複数の気になる子の対応をどうしたらよいか。」 お医者様である先生は、的は外れてはいないし、 それなり行動を予測して回答はしているが、 ちょっと困っているようにも見えた。 保育現場の先生たちにはこのような講演会で基礎知識を持つことに並行して、 きっと教育的立場からの講演会や講習会も必要なのだろうなと思った。 この地域でいろいろな教室をやらせていただいているので、 現場で悩んでいる子どもたちの顔が「もしや~」と浮かんでしまう。 複数の近隣の町から集まってきたので、 町によっても対応ややり方が違う。 ただ言えることは、 障害を持つ子どもたちの発達を上手に促すためには、 親・医療・教育・・・どれも平等な立場でいなければいけないなあと思う。 何となく医療という部分は特別で一番専門的にみられているように思う。 そういう自分も「お医者様」の言ったことにとらわれている部分がきっとあるんだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.01 19:03:23
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