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カテゴリ:仕事のこと2
今年度合併とともに消え行く発達支援・育児支援の教室。
今更ながらの大盛況。 私が担当してからほぼ最高に近い14組の親子が集まった。 この小さな町にすればものすごいことである。 ほとんどの親子が健診で声をかけたり、 ことばの教室や心理相談で声をかけているので、 抵抗があっても不思議はない。 なのにこれだけ集まってくれるということは、 魅力を感じてのことだと思う。 最後の卒業式は寂しいよりにぎやかなほうがいいもんね。 合併のこともあって、プラス諸事情がありまして、 心理相談も最近急増。 教室が始まる前と終わってからも相談が入っていた。 話を聞くのも、するのもすごく集中力がいるので、 終わった後はしばし魂が抜けてしまった。 話を聞くときは、基本的に話している人の目を見る。 「あなたの話に興味があるのよ。」 という意思を無言で伝える必要がある。 子どもが自由遊びをしている間スタッフが相手をして、 お母さんたちと話す時間がある。 この教室のお母さんたちは、 結構いい人間関係ができてきたようで、 その分雑談も増えてきた。 14人いると、自己紹介だけでも、 割と真剣に聞くのに集中力がいる。 最近授業参観でも、 授業そっちのけで、後ろで母たちの雑談がうるさいとよく耳にする。 確かに…こういうところでもその傾向が垣間見られる。 私は場慣れをしているので、 「聴いてちょうだい。」光線を無言で送ることができるが、 普段人前で話しなれていないお母さんが自己紹介するだけでも、 どんなに勇気のいることか! それを聴いてもらえないというのは、大変なショックであり、 自信喪失である。 こどもの教室でいながら、 ここはやはりお母さんの教室なのである。 人の話を聴く習慣をまず大人がつけなければ、 子どもにそれを求めるのは難しいのではないかと思う。 「集中して聴こうね。」 ちょっとしたことばかけでも、 人間関係ができてきているので、 すぐに雰囲気が変わった。 さすが! あ~こんなにいい教室に成長しているのに、 合併め~! やっぱりうらめしくなっちゃうよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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